ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ただの情けない話

2024/4/25

今日は朝から抜けるような蒼天、かつ春らしい暖かさと、心地よい風の冷たさのある素晴らしい日でした。そんな中私は、朝の仕事を失念の上遅刻して、終わって帰ってきたらまた作業をしていました。蒼天はちょっと勿体なかったですが、積み上がった作業の前には空の青さなど何の意味もありません。

そして今日も、やりたくない作業を前にして、脳味噌を唸らせておりました。やりたくない作業は、永遠にやりたくないですね。これはもう、昔からずっとそう。そういう作業を前にすると、頭が締め付けられたように痛くなります。脳が鬱血してるんじゃないかと思うほど、血の巡りが悪くなるのを感じます。息は上がって、眩暈もします。本当にもう、とても辛いのです。

十年前もキツかったですし、今も尚一切の緩和なくキツいです。もう一生慣れる気がしません。これがきっと「向いてない」という事なんだと思います。甘えでも技量不足でもなく、マジで向いてないのだと、心の底からそう思います。たぶん私はもう、そういう特性を持った生物なんです。猿が鳥の真似をして木から飛び、何度となく腹を打ちつけている。そんな事がきっと起きているのです。

それでも、私がやるしかないのですから、私がやるしかないのです。他の人に任せる金もありませんので、私がやるしかないのです。頭を痛めて、吐きそうになりながら、きっとやるしかないのです。これは前向きな話ではないです。勇気や責任の話でもないです。ただ私の能力の無さと、それによる自傷行為みたいなものの、ただの情けない話です。

結局、作業とは対峙はしたものの終わらせられず、ただ暮れる日を見ていました。こんな気分の日には燃える夕陽も、弾けるように笑う子供たちの声も、何の意味もありません。

 

 

 

 

 

 

悪くない日

2024/4/24

ここ数日溜まっていた疲れのような何かが、デキモノを潰して出る膿のように溢れ出して、私の全身を浸していました昼。脳は起きても身体が動かず、身体を動かそうとすれば脳が働かぬ。まぁ私にはよくあるぶっ壊れです。慣れたもんですが、やはりキツいもんです。

こうなると何もできる事はありません。とりあえず晴れた日中を散歩して、外で大いに飯を喰らい、帰ってくれば寝ていました。起きたら夕方でしたが、かなり回復していたのでまぁ良かったです。しかし久々のぶっ壊れですな。なんとなく数日予兆はあったのですが、抜かりました。もっと気をつけねば。

未だに原因はわからんですが、ここ数ヶ月はタスクの管理を結構、厳密にして頑張っていたので、それかもしれません。過去の壊れも、頑張った時によく起きています。あまり頑張るべきではないのかもしれませんが、まぁ嘆いていてもやるべき事は減らないので、適度にぶっ壊しながらやるしかありません。愚痴や文句くらい許しておくれよ、どうせ私が全部抱えて、私が全部やるのですから。

 

夜は四次元に行っていました。

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ツナくんこと竹崎氏の企画です。四次元の十六周年の祝いも兼ねているようで、大いに祝ってきました。人の情みたいなのが溢れた良い夜でしたね。やはり、人と会ったり話したりすれば元気は出ますね。月並みですが、本当にそうです。案外、人って単純なもんです。

ラーメンを食らって帰路についていると、雲の切れ間を縫うように、満月かその前後くらいの月が浮かんでいました。ラーメンはボチボチくらいでしたが、それでもやはり良い夜です。総合すれば、悪くない日くらいにはなりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

時をかける小節

2024/4/23

色々あって遥か昔の、私が大学時代にキーを叩いていたノートパソコンを引っ張り出していました。目的のデータはありませんでしたが、昔聞いていた曲、かつサブスクに入ってない曲がたくさんあったので、興奮しながら移植をしていました。「Windows vista」の輝くディスプレイを粗大ゴミと判断しなかった、昔の俺はグッジョブです。

そして薄暮れの中、かつての曲を聴いていました。GENERAL HEAD MOUNTAIN「月かなしブルー」です。

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大学時代、友人とやっていた麻雀中にループ再生されていまして、その場でCDを借りて帰りましたね。麻雀は負けましたが、これがあったので不思議と満足していました。そこからは無限に聞いて、コピーバンドもしましたし、ライブにも行きました。曲を聞いたら、サークルの小さいステージで、コピーしたギターを披露していた瞬間を思い出しました。懐かしい話です。

他にも一部のブッチャーズ、昔のlostagejeepta、PREDATORS等、意外とサブスクにない音源たちを確保しました。意外とないのですよね、これ。サブスクに依存していると聞けない音楽でありますが、音楽としてはやはり素晴らしいものなので、中々勿体無いですな。

調べてないので詳しくは知らんですが、モノによってはCDも絶版になったりして、聞く手段がほとんどないモノもあるんじゃないでしょうか。昔こそ、ギリギリタワレコに在庫があったり、ネットオークションで買ったりしてましたが、CDの需要が下がる昨今では、徐々にそういう事もできなくなっていくかもしれません。

今サブスクに出ている曲だって、アーティスト側が配信停止をすればそれまでです。「配信限定」みたいな曲も増えました。便利になった反面、半透明になりつつあるような儚さを感じます。

曲やアルバムのリリースされるペースは、昔とそんなに変わりはない気がしますが、世間に消費されるスピードは倍くらいになっている気がします。次々と新しくなり、古いモノは忘れられていきます。しかし、それでも覚えてくれる人はいますし、ふとたまたま聞き返して、聞いていた当時を振り返るような人もいます。十年後、二十年後、ひとりの人の情緒を揺るがしたりするかもしれません。やはりCDはなるだけ出しておくべきです。本当に好きでいてくれる人のためにも。

 

 

 

 

 

ブログに書く内容

2024/4/22

ブログに書く内容がない、そんな日もやはりあります。

そりゃあ、全く何もしてないわけでもないのですが、人に言えないこともあれば、言うべきではないこともあります。別に法を侵しているわけではなく、単に仕事の話であるとか、バンドの今後の動きであるとか、言ってもしょうがない友人との会話であるとか、ジョーク混じりの偏った思考とか、そういうモノはシンプルに、書くべきではないのです。一応、全世界に向けて公開しているモノですからね。そういうリテラシーを忘れた人間から死んでいく世の中です。マジで気をつけねばなりません。

思考を煮詰めたような過激な事を言って、耳目を集めるのも嫌いですし、仕事やバンドの内容のタブーに触れてドヤ顔をするのも嫌です。議論を巻き起こすようなことも言いたくありません。何せインターネットというのは誤解と曲解のゴールドラッシュみたいな場所ですから、あまり調子に乗ると調味料を粘膜で弄ぶ馬鹿な奴らと似たような存在になります。ああはなりたくないもんだ。

ありがたいことに観てくれる方はいますが、存在自体は弱小ブログもいいところのこの場所です。しかしそれでも中途半端に油断をすれば、色んな人に迷惑をかけてしまうことにもなりしょう。大切な事というのは、それを伝えるべき大切な人たちにだけ伝えるべきなんです。もちろん、観てくれている人たちは大切な方々ですがね。その方々だけが見られるブログだったら良いのですが、そうでもないので気をつけねばなりません。

結果、毒にも薬にもならんような文書を日々徒然なるままに書き連ねて、あやしうこそものぐるおしけれ、というのがこのブログです。きちんと私の言葉を連ねますが、それはきちんと選ばれた私の言葉なのです。きちんと選んだ結果、書く内容がないような日もやはりあります。しかしそれでも心の奥底をぶちまける、なんてことは私はしません。私の心の奥底なんてのは、私だけが知っていれば良いのです。まぁ私すらよく知らないんですがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなといっしょ

2024/4/21

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今日も今日とて、小倉アソビカイギにて、マーダーミステリーをやっていましたよ。最近頻度多いので、いつも書いてるような事は省きますね。楽しい事は良いですよ、しましょう、という話です。

 

マーダーミステリー会であるとか、ボードゲーム会でしか会わない人がそこそこいます。別に仲が悪いわけでなく、むしろ良いのですが、日頃連絡を取り合ったり、面白い事を報告し合ったり、予定を合わせて遊びに行く、なんて事をほとんどしない、そういう友人たちです。

別に、会おうと思えば連絡を取れば、向こうも普通に合わせてくれると思うのですが、わざわざするものでもない、そんな仲の人たちともこの会では出会えます。会って馬鹿みたいに笑いながら、楽しく遊ぶのです。書き方がちょっと悪く見えてしまいますが、仲は本当に良いのです。そういうカテゴリの友人も、世の中には居るのです。

マーダーミステリーというゲームが楽しいのもそうなんですが、そういう人に会えるのも、この会の楽しいところなのです。もちろん新しい人がいる時もあり、仲良くなることもあります。仮に仲良くはならずとも、その場ではやはり一緒に、馬鹿みたいに笑っていたりするのです。

これは奇妙な縁なのでしょうか、私はそうは思いません。人によっては行きつけのバーであったり、昔の友人たちであったり、そういう場自体は沢山あります。一緒に楽しむものが酒か食事か会話か、はたまたゲームなのか、という話ですね。それらは酒や食事とかの目的が楽しいのはもちろんですが、どっちかと言えば人と会うための口実みたいなもんだと思います。

単純に、私はゲームが好きなので、それをツールとして人と会えれば、そんなに楽しい事はそうそうないと思っています。よく誤解されますが、私って結構、「人」自体は好きですからね。ちょっと嫌いな人間が嫌いすぎるだけで、人嫌いなわけではありません。できればみんなで、一緒に何かしら遊びたいですね。私の嫌う人間は除いて、機会があれば遊びましょう。

 

 

 

 

 

 

 

フルエル

2024/4/20

夕方、外は小雨。冷たい車内で膝を丸めて横になっていました。

ライブを観に小倉へ行くつもりで、意気揚々と車のキーを回すも無反応。私に無断で放電をされたようで、バッテリーが上がっていました。急ぎJAFを呼ぶも到着は1時間後、ライブには到底間に合わず、バッテリー復旧後もエンジンは駆動させておかねばならんので、そこからまた1時間は車内で倒れていました。

思えば、朝はなんとなく調子が出ず、体調の傾いを考えていたら過眠をしてしまい、予定を組む連絡も上手くいかず、さらにはライブを観に行く約束まで破ってしまいました。とても悪い日です。本当に申し訳ない。本当に申し訳ないと懺悔しながら、小雨で冷える車内で震えていました。

すべての予定を喪失して部屋に戻るも、飯は出る前に食べてしまったので暴食で気を紛らわせることもできず、作業なんかする気にならず、約束を破って遊ぶのも相応しくないため、また眠っていました。眠たくもないのに眠っていました。

「こういう日もあるさ」と言ってしまえばそうなんですが、こういう日なんて無い方が良いですし、それでこういう日が楽になる訳でもありません。こういう日にできることは、ただじっと布団の中で震えていることだけです。あるいは涙を流すことだけです。

 

夜半、目覚めて行う暴食と、心の狂った友人たちとの触れ合いによって、少しは調子を取り戻せました。ただ、破ってしまった約束と、少し濡れた枕は、まだそのまま部屋に横たわっています。今もなお。

 

 

 

 

 

 

頑張りについて

2024/4/19

朝起きて仕事を終えたら、先日録音したドラムをいじったり、新たに歌詞を書いたりしていました。こう書くといかにも頑張ってる風ですが、合間合間には無限の虚無みたいな時間が挟まれており、かつドラムも歌詞もそこまで突っ込んだ作業はしていないので、そうでもないです。しかし真にサボっていた訳ではなく、それでも人生を削るほど頑張っていた訳でもない、薄ぼんやりとした曇りみたいな日中でした。春っぽくて丁度良いですね。良くはないですが。

 

往々にして、私はこういう「頑張ってません」みたいな事をブログによく書きます。別に書かなくてもよいのですが、多分その日に頑張ってないのは事実なので、自戒も込めて書いています。いわゆる「テスト全然勉強してないわ〜」みたいなもんです、しかし私の場合謙遜でなくマジで頑張っていません。そこんところはご留意ください。

ただ、頑張ってなくとも、作業には手をつけるようにはしています。手をつけるに至らずとも、きちんと考えたりはしています。何かしらの算段がなければ、バンドなんてできやしません。そういう意味では頑張ってはいずとも、事柄は前に進めています。本当に何もしてない日は「サボった」もしくは「急遽、休みの日にした」と書いています。それ以外の日は、まぁ何かしらやっています。

しかしそれにしたって、世の中の情勢を見れば、私なんて全然頑張っていない方だと思います。世の中にはマジで、私から見りゃ狂ってるんじゃないかと思うくらいの方々がいますからね。特に本気でバンドやって、きちんとした運営ができている人なんかすげぇもんです。私には無理なことので、非常に尊敬します。

「もっと頑張れ」とは皆さん思うでしょうし、私も思いますが、昔それで失敗、というか心も身体も荒んでしまって季節があるので、今では努力目標として置いている形です。あの時期は本当によくなかった。「あの頃はギラついてた」なんて言われてますが、ただイライラしていただけです。それが格好悪いとは言いませんが、今の方が何十倍格好良い自信がありますからね。このくらいが丁度良いのです、たぶん。

何にせよ、やってもやらなくても、その時々で締め切りは近づいてきます。毎秒1秒ずつ、時速1時間の速度で期日は私に迫ります。どうせやらねばならんのです。迫れば人生を削ってやるので、頑張ることの総量はそんなに変わらないんじゃないでしょうか。流れるままに、やりますよ。