本日は、レコーディングである。
我々ノンフィクション、実に1年半ぶりのレコーディングである。
レコーディングの日というのは、ライブの日とも違う、薄明のような緊張感がある。
この感じ悪くはない。
朝は6時40分に起床。
正直、いい睡眠ではなかったが、やるしかない。とりあえずお湯とバナナと、納豆と味噌汁も入れる。コーヒーを入れるか迷ったが、覚醒すべきタイミングはもう少し後なのでやめておく。
ギターを背負い、念には念に念と念をバッグに詰め、公共の交通機関を通して北九州へと向かう。
結構に、寒いですね。
少し寝たりなかったので、バスの中で1時間ほど眠る。
いつもと違う停留所で降りるのに新鮮さを感じながら、仲間たちと合流。車で拾ってもらい、スタジオに向かう。
「フリーのエンジニア」という格好の良い肩書を持つ、小倉バンドマンの兄貴分、コウヘイさんに今回も手伝ってもらう。頼もしく楽しい人である。
スタジオに着くなり、渋滞で遅れているソウイチロウを待つ。
状況やら近況やらなんやら話せば、時間なんてすぐである。
今回音を録るのは、素朴な優しい目をした男、田中ちゃんである。きっと優しいのだろう、そう思う。
ソウイチロウも辿り着き、全員集合である。
ただ、サポートBa.お嬢は療養中のため、本日はドラム録音のみを行う。
頼むぜサポートDr.みょーちん。その巨体を見せてやるがいい。
レコーディングは久しぶりなので、まだ私は演奏しないのに、少し緊張する。おいおい。
太鼓がなり、シンバルが弾け、行程は進む。
みょーちんは中々の仕上げを見せてくれている。正直、ありがたい。頼りになるぜ。
みょーちんがブースから出てくるたびに「あれ?痩せた」というやり取りで、ひとしきり、笑う。
3曲を録る。
本日は6曲ばかり録るので、折り返しである。
少し休憩、飯を食いに行く。
リンガーハットにて、ちゃんぽんを、増量して、いただく。うまし、健康にも、きっとよし。
再開。
しかしレコーディングというのは、本当に申し訳ない、自分の番以外は、眠くなるのだ。
これは、本当に。真剣さとか、気合いとか、そういう問題でなく、眠くなるのだ。
同じ音楽を、差異を聞き分けながら何度も聞き返すという行為は、脳の養分を著しく使う。
奏者は高揚しながら悩んでいるので、非常に申し訳ない。だが見ている方もキツイ、奏者もそれを知っているから、なにもいえない。
眠気を、私はなんとか4割くらいまで抑えて、作業を続ける。聞きっぱなしの、エンジニアの方々、まじすげーと思います。まじ。
そして6曲、それなりにスムーズに終わる。
みょーちん、お疲れ様だぜ。ありがとうね。
とりあえず、これで少し、安心した。
片付け、外に出ると、鮮やかな満月が昇っていた。そうか、今日はスーパームーンであったな。「スーパームーン」て、子供がつけた名前みたいやな、良いやん。
クラシックの月光を歌いながら、片付け、そのまま、福岡へと向かう。
福岡へ着。
今回もお世話になる、敏腕レコーディングエンジニア、平井さんにご無沙汰をする。
荷物を運び入れ、みんなで飯を食いに行く。
餃子の王将にて、複数の一品料理と、白米を頼んで、みんなでつつくスタイルでいく。
家族のようで、とてもよい。
帰宅、ソウイチロウくんと、事務所に戻る。
しばらくはコタツで談笑したのち、ソウイチロウくんの背中の角度が鈍角化してきたので、お開き。眠る。
寝床の上に入るなり、ブログを書かねばならんことを思い出し、ぐずる。
そして、書き終えて、今である。
比較的短く、雑ではあるが、明日もレコーディングであるため、早く眠りたいのだ私は。
よって、これを書き終え、ツイッターに追記の旨をあげ、私は眠る。
おやすみなさいです。