ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

5月21日 油断包囲網

イヤホンから脳に直接電信音が流れ込む。驚いて、飛び起きる。

朝、7:20に、ネカフェにて起動。そうだ、ここは、ネカフェである。どうりで空気が悪い訳だ、ライブ後というのもあるだろうが、喉の組織が崩壊している。

とりあえず、洗面所で顔を洗い、うがいをし、ドリンクバーにて水をお湯でぬるめて、流し込む。うむ、朝である。あぁ、朝である。そしてこれから、バイトである。嫌だなぁ。嫌だよ。

もう少し時間はあるので、ブース内で呆然とする。喉はまだ崩壊している。そういえば、と、昨日のライブ、差し入れで喉飴をもらった事を思い出す。ありがたや、喉に入れて転がす。治りはしないが、荒地を整えるくらいは、してくれる。助かったぜ。

準備をして、ブースを出て、職場へ。着替えて、さぁて、働く、ぞ、いや、だな。

働く、働く、働く、特に執筆すべき事はない。強いて言うなら「店員をナメるなよ」この一言に尽きる。横暴な客め、このやろう。

シフトを終えて、一息。その後は同僚と飯を食いに行く。肉の乗ったご飯という、よく考えればIQ低めの食べ物を、もうすぐ30になる男2人で掻き込む。しかしうまいんだなぁ、これが。

同僚は音楽など関係ない、私とは別世界に生きる者だが、だいたいの悩みの質は共有している、と思う。もうすぐ30、かぁね。かぁー。

店に戻り、ちょいと、居させてもらう。少しだけ仮眠をとったら、ブログを書き始める。しかし、この辺りで体調の変化を感じる。寒気と、鼻水である。おや、これは、まずくないかい?

季節の変わり目、山盛りの業務と、最近は4日連続で天神に来たりもしてる。ストレスレベルは高水準、夜も更かし気味、そりゃあ体調も嫌になるのは当然か。パーカーの前を閉めて、暖かいお茶を、胃に入れる。

ブログを書き終えて、投稿する。楽しかった日は、ついつい長くブログを書いてしまう。別に短いから楽しくなかった訳ではないので、悪しからず。

その後、どうするか逡巡。帰るべきだが、昨日のライブの荷物がそのままあるので、正直にダルい。いや、結局帰らなければいかんのだが、腰はどんどん重くなる。漫画を一冊読んで、今日の分のブログを書き始める。

少しして、同僚に礼を告げ、店を出る。やはり体調は、悪めである。今週は練習もあればライブもある。しかしそのための準備もあるので、そんなに休めはしないのだが、まぁ、とりあえずは、帰る。紺色のキャリーで、コンクリートを刻む。

駅へ、そして電車に乗る。夕方の時間帯、仕事帰りの人々で、車内は少しだけ混んでいる。混んでいる電車内では、荷物が多い人間の市民権は消える。ごめんなさい、ごめんなさいと、念じながら過ごす。母親に抱えられた幼児がキョロキョロしていたので、変顔をプレゼントしておく。そっぽを向かれた、悲しい。

到着、荷物を持って、地上に出る。本日の夕方は、薄い黄金色の仕上がり。春の匂いも相まって、とても、良い。荷物は重いが、この夕方を味わわず帰るのは勿体ない。少し遠回りをして、川沿いを歩いて帰る。

とりあえず、一度事務所に荷物を置く。その後に自転車で、実家へと赴く。飯を、頂く。

食べ終えて、入浴も済ませ、ブログの続きを書く。テレビでは、マツコデラックスがはしゃいでいる。この人は、嫌味な発言をしても「嫌味です」とちゃんと態度で示すのが、良い。少ししたら、事務所へと戻る。

事務所に戻った。さてどうするか、やるべき事が多くて、なんだかどれにも手をつけづらい。しばらくウダウダしたのち、動画を、ちょいちょいといじる。その後は、台本を書く。

そうこうしてたら1時になった、おい、ブログを更新してねぇぞ。22時くらいでほぼ書き上げていたので、完全に油断していた。あぁー、くそう。すみません。

まぁ、「毎日更新」は、今までも何度か過ごしてしまったので、今さらではある。「毎日分更新」とかにするか、いや、いいや、とにかく、書き上げて、ブログをあげる。しくじったぜ。