ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

トリノトーク

 

 

 

 

2021/4/14

 

トリノトーク

 

私が猫が好きなのはもう周知の事実でありますが、実は私は、鳥も好きです。

f:id:iijitakahiro:20210414194217j:image

軽い身体で、クリクリと動き、ひょいと飛んだら鮮やかに空を舞う。流線形のフォルムも機能美に溢れてますし、あのお目目とクチバシは実にキュートであります。雀みたいな小さい鳥はお人形さんのようでラブリーですし、鴉のような大きい鳥でもクールでチャーミングであります。

惜しむらくはその警戒心の高さで、人が近づくと颯爽と逃げてしまうのですが、触れないその感じも、また可愛くあります。

 

当たり前なんですが、彼等もまた生きています。我々と同じように、一個の生命体として限りある命を過ごしています。それぞれの人生(人ではないですが)があり、それぞれの歴史があります。多分今も、私の見ていない所で何匹も死んでおり、何匹も生まれているのでしょう。そう考えると不思議な気持ちになります。軽やかに空を舞うあの中に、確かに心臓が脈打っているのです。

人類がどれだけ発展しても、地球の空は大体彼等のものです。人類と敵対してなくてよかった。手塚治虫にそんな話がありましたな。怖い怖い。

 

ひょっとしたら、鳥たちの中にも変な奴がいて、「人間って可愛いよな」とか思ってるかもしれんですよな。そう思うと、また愉快であります。