ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

サイレンの続き

 

 

 

2021/9/23

 

サイレンの続き

 

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昨年の無印に続き、今年は続編をやっていました。「SIREN2」というゲームを終えました。とても面白かったです。いやぁとても、良かった。

流石に無印のほうの完成度には少し及ばない気もしましたが、それでも充分、恐怖と驚きと興奮、何よりもテキストに満ち満ちた、秀作でありました。いやぁもう、貴重な体験でしたよ、

2006年のゲームですが、何年経っても、良いものは良い。流石に画面は古いですが、ホラーにおいて古いというのはそのまま武器になります。なんならホラー映画だって、ブラウン管にVHSで観たいと思ってますからね、私は。

そもそもクリエイターが本気で作ったモノというのは、色褪せすらも味になるのです。楽曲の音質は年々良くなっているけど、ナンバーガールのディストーショナルアディクトが馬鹿みたいな音質で、それが素晴らしいのは今後何年経っても変わりはしません。

 

ゲームってのは、映画や小説よりも、「物語」としての密度や没入感を上げられる代わりに、大抵の場合、長い時間が取られます。流石に普通の方にオススメはしづらいですが、ジャパニーズホラーとか、都市伝説とか、群像劇が好きな人はマジでやる価値があります。田舎とか廃墟とかの、ぬめるような質感の中を歩き回れるのは、ゲームとはいえ滅多にない体験です。2の舞台なんて軍艦島ですからね。軍艦島でゾンビみたいな奴らから隠れて逃げ回るなんて、ホラー好きの夢ですよそんなん。

まぁ現代なので、誰かの実況とかでもいいんですけどね。難易度として本当に鬼畜の部類に入ります、ゲームに慣れてる人じゃないとクリアは本当に難しいです。だけれど、だからこその絶望感と、少しずつ情報が集まって、謎が解けるあの感覚。我こそはホラー・ミステリー好きならば、是非挑戦して欲しい奴です。

去年に引き続き、十ウン年前のゲームに何を熱くなってるのかと自嘲したくなりますが、興奮が未だ収まらんのでね。失敬です。まぁ良いものは良いのです。機あれば、是非に。

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主人公のモデルが斎藤工でビックリしました。あとピエール瀧演ずる自衛官がクスリらしきものをキメてて笑ってしまった。