ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

感傷の秋

 

 

 

 

2021/10/24

 

感傷の秋

 

寒くなり、秋が深まってきました。「もう冬」なんて言う人いるけど、それは冬を舐めすぎです。冬は「寒い」ではなく「冷たい」なのですから。

まぁ暑いよりかは、それなりに過ごしやすい空気になりました。こうなってくると、何故か本が読みたくなったり、映画が見たくなったりします。何故でしょうかね。暑いと集中力が続かないからでしょうか。まぁ何でも良いのですが、しっとりとしたミステリーを、ゆったりと鑑賞したいものですな。血みどろすぎない、抒情的なヤツがいいです。

しかし中々、時間が足りない。「時間はつくるもの」なんてわかってるのですが、床に転がりスマホを手に放心している時間だって、必要じゃないにしろ無駄でもないはずです。インターバル、クールタイム、何とでも言ってしまえば価値が出るもんです。全部なくすと私は体調を崩すのでやりません。

「時間が足りない」って、たぶん一生言い続けるんでしょうな、私は。やりたい事は無限にあり、足りる事なんてたぶん永遠にないです。永遠の欠乏と永久の渇望。憂いは深まるばかりです。

だから秋の夜よ、もっと長くなってくれ。90分くらい伸びてくれれば、とても嬉しいのだけれど。