ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

何処ぞの葉

 

 

 

 

2022/5/11

何処ぞの葉

作業の日でした。

雨が降ってんだから降らないんだかわからない天気の下、ずっと室内でピーシーを叩くか床に転がるかしていました。結局雨は降ったのか、降ってないのか。私は知らん。

作業の日、と言いながら、手を動かしていたのは120分くらいです。後の時間はサボっているか、考えている時間でした。

この「考えてる時間」ってのが曲者でして、これをどこまで「作業時間」に含めるかで今日の私の作業時間は大きく変わってきます。そしてこの考えてる時間の中にもゆるくサボっている時間があるので、もはやどう捉えていいかわからんのです。

実際に手を動かしてやっていたのは、画像の編集と、ある曲のボーカルの調整です。これだって大体40分くらい両眼を見開いてやった後、「ヒョー」なんてバルログみたいな声を出しながら床を転げ回るのを繰り返していました。それくらいが私の限界です。作業としてはしっかりやったと思いますが、作業時間で換算されると、弱い。

まぁ、何をどう換算しても、結局誰に責められる訳でもないのですがね。しかし健全な社会人が毎日8時間とか働いているのを見ると、社会不適合人である私は引け目があります。ロクに働いてないくせに、やることすらしっかり時間を作れないのか。私の脳内にかろうじて残ってる、正常な人間であろうとする何処ぞの葉が、舌打ち混じりに私を見ているのです。叱ってはこないんですが、じっと見ています。これがもう、実に怖い。

現状、一切の締め切りがないのが良くないのですよな。そして締め切りを定めるのは怖いので嫌なんですよな。これはもうだめでせう。とまりませんな。私かて人間ですから、浸かれる時は、いつまでも浸かってたいもんですよ、ぬるま湯にね。

しかしまぁね、私が決めずとも、締め切りはいずれ自然発生して私をつけ回すのですよ。そうなったらいつものように頑張りますよ。それまでは、できることをやりますよ。これから暑くなるから、またなんか沸いてくるでしょう。どうせ。