ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

IPPONの現実のむこうに

 

 

 

 

2022/5/21

IPPONの現実のむこうに

IPPONグランプリ、観てました。

もうあまりテレビ番組は熱心に観なくなりましたが、M-1とIPPONは別です。どちらにもきちんとした、雑味の少ない面白さがあります。毎度、半分くらいはスポーツみたいな様相を見せているのでね、そういう点でも好きです。やはり私は、バカリズムが好きですな。他より一歩先の回答をすることで、全体の流れを支配しようとするあのスタンス、格好良いですよな。

大喜利、私は苦手なんですよな。できる奴は素直にすげぇと思います。私は変に考えて滑るタイプの人間です。言えば言うほど恥をかく。

曲だったりライブだったり、かつては演劇だったり、面白いものを作れる自信はあるのです。思考の発想力、みたいなものはそれなりにあると自負をしています。私には思考の、瞬発力みたいなのが足りんのです。思いついたものを、しっかりと脳内で熟成させないと、面白いモノは生めんのです。

ナカシー君に言われた「イイジさんは頭の回転は速いですけど馬鹿です」という言葉を思い出します。そう、発想力はあるので、思いつくのは思いつくのです。しかしその思いついたモノを取捨選択して加工して、その場に合わせて期待通りに出すという、大喜利そのものみたいな能力が、私の脳には搭載されていないのです。さすがナカシー君、よく見てます。言い方ってもんはあるとは思いますが。

しかし、大喜利上手い人、憧れてしまいますね。皆の想像を越えたこと言って爆笑を攫って、本人は平然とした顔をしている。格好良いですよな。今世ではどう頑張っても恥をかくばかりなので、来世くらいでは頑張ります。