2022/7/11
セルフ断章
アマゾンプライムにて、映画が値引きとなってセール欄に陳列されていたので、観ようとしたらまさかの1円値引き。あまりにも消費者を馬鹿にしている。
流石に舐めすぎていて消そうとしましたが、しかしもう食指はモゾモゾと動き出してしまっているので、舌打ちながらレンタルしました。そんな本日観た映画はこれ。
「ハリーポッターと炎のゴブレット」です。
ハリーポッター、多くの人がそうだと思うのですが、昔は見ていました。そしてまた多くの人がそうだと思うのですが、3作目のアズカバンまでで止まっておりました。私もまさか、2022年になって物語の続きに着手するとは思ってなかった。自分でもびっくりです。
内容は、とても面白かったです。魔法のびっくり箱みたいだった前作までとは少し変わり、人間関係みたいなドラマも絡んできて、中々キャラクターに深みが出てきていましたな。というか子供の頃は気がつきませんでしたが、このシリーズ、今のところほとんど大人達の話ですよな。子供らはマジで巻き込まれているだけ。魔法学校ハラハラドキドキのアドベンチャーは後に良い思い出にはなるかもしれませんが、犠牲者まで出てるのは普通に同情します。
そして、そんな物語が、映画の中で確かに進行しておりました。15年以上前に自分の中で中断された物語が、再び動き出したのです。結構、不思議な感覚です。中学校くらいで別れた友人の、その後の話を聞いているような気分。私の知らないところで、きちんとドラマは起こっていたのですな。
馬鹿みたいなこと言います。この物語が続いているのは知っていましたが、本当に続いているとは思ってませんでした。アレですね、有名人に会ったとき「本当にいたんだ」って思うのと同じですね、たぶん。今日まで私の中でハリーポッターは3作目で終了していました。まさか続きがあったとは。知ってはいましたが、驚きです。
私は、ここ何年かであったちょっとした縁から、色々あってこのシリーズを観るのを再開しています。なんとも奇縁ですが、面白いので良縁です。観てるのと観てないのでは、間違いなく観てる人生の方が面白くなっています。良いですな。とても良いです。
こういう縁は楽しいからもっと欲しいのですが、縁ってのは自ら持ってくる事があんまりできないんですよな。誰かや何かとの因果、ふと折り重なった偶然なんかが必要です。自分が積極的に動く事で多少なり操作はできますが、基本的には待つしかないのです。難しい。
せめて、出会った縁を見逃さぬよう、無下にせぬように、大切にしていきたいと思っております。「ここで会ったのも何かのご縁」って、すごく心地の良い言葉だと思いませんか。