ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

停滞録

 

 

 

 

 

 

2022/9/27

停滞録

深夜帯、ファミリーが撲滅されたファミリーレストランにて、歌詞を書いています。

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まぁ不味くはないくらいのコーヒーを飲みながら、ひたすらに液晶と睨めっこ。たまにサボってまた再開。適当でいいなら1曲30秒あれば出来上がる歌詞ですが、それでは駄目なので結果数ヶ月かかることもあります。

ファミレスを間借りして歌詞を書くのは今月3回めくらい。先月も先々月もゼロでした。つまり締め切りがヤバいのです。9月中にあと2.5曲分くらいの歌詞をキメねば、いろいろとヤバいのです。一行、歌詞が思いつかないたびに、来月の私の仕事がじわじわと増え、スケジュールは圧迫されていきます。まだ多分大丈夫ですが、もし9月で歌詞が終わらなければスケジュールは圧迫から鬱血へと変化します。壊死へと至る前になんとかせねば。もうそこまでの余裕はありません。そう思いながらもう一回、コーヒーのボタンを押すのです。

 

停滞は辛いです。少し足を止めるたび、置いて行かれているような感覚を覚えます。実際は別に、私なんぞ連れの中に入ってないのですが。

それでも進んで行きたいのです。彼らの中に入れずとも、視界くらいには入っておかねば何もできんです。彼らはいつもみんなで力を合わせて、楽しそうに躍進していきます。前しか見てないような様子で、勇ましく行進しています。それでも、たまにふと振り返った時、私が不気味に笑っているような、それでいいから、その程度でいいから、私はその中にいたいのです。

そこにいなけりゃ、視界にいなけりゃ、その笑顔を見せることすらできません。次第に忘れられていくでしょう。だから進んでいきたいのです。わずかでも、少しでも、ギリギリでも、前へ。