ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

持久、時速

2024/4/11

ドラムのレコーディングをしていました。

小倉FUSEを陣取り、ソウイチロウ君のセッティングの下、サポートドラマーコージ君馬鹿でかい打音を、1デジベルすら取りこぼす事なく録音していました。私イイジがやっていたのは「録音ボタンを押す」という大役と、あらゆる種類の雑用です。機材を車から持って来たり、お菓子を買ってきたりしました。たぶん私がいなくても、録音は滞りなく進行する。

ほとんど自主で行われる、この小倉FUSEでのドラムレコーディングも、もう大分慣れてきましたね。時折人の手を借りたりはするものの、基本的には自分たちだけで、ああだこうだ言いながらやっています。大変、かつわからない事だらけですが、なんだかんだ楽しいもんです。まぁそもそもコージ君が上手なので、たぶんこれなら適当にやっても結構いい音にはなりますよ、やりませんが。

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コイツ、トテモ、ドラム、ウマイ。

 

もちろん専門家に任せた方が音は良いのでしょうが、やはりお金がかかりますのでね。経済的に弱小バンドたる我々は、自給自足で凌ぐしかないのです。サブスク全盛時代、人気度による経済格差は益々広がっていくように思えます。ぶっちゃけ、結構突っ込んだ人気がなければ、サブスクによる純利益なんて屁みたいなもんですよ。営利の話なんてあまりしたくないですが、CDが売れる事に遠く及びません。どうか買ってやって下さい。

それでも曲は産まれますし、やはり音源は聴いてもらいたいので、どんな形であれ作らなければなりません。現状年一くらいで出している我々、全部専門家にお願いしようもんなら苛烈なる死が待っています。我々のペースで、我々のできる範囲でやるしかないのですよな。

せめて、責任と情熱を持って仕上げます。少なくとも、「自主録音」と公言して、かつ恥ずかしくないものに。好きでいてくれる皆さんに、きちんと顔向けできるものを作っていきます。頑張り、ます。

 

 

 

 

 

 

残機の残響

2024/4/10

歌の録音に失敗していました。

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そこそこ、ライブでも歌ってきた曲だったので、下準備もほとんど無しでぶっつけた結果がこれです。何度録っても上手くいかず、今日のところはあえなく断念となりました。とはいえ締め切りまではまだまだ時間があるので、残機が1減ったくらいの痛みではあります。残りはあとどれくらいなのか、恐ろしいので数えていません。

その後はすべてを放逐してラーメンを喰らい、歌詞を書こうと思っていた漫画喫茶では2時間どっぷり漫画を読み耽っていました。時間は有限であることを、この歳になってまだ知らないと見えます。何をやっているんだか、自分でもよくわかっていないのです。

明日も明後日も仕事、明日の夜にはなんとレコーディングも控えております。週末の企画までにやるべき事は結構あるはずなのですが、これ本当に大丈夫なんでしょうか。大丈夫じゃないかもしれませんね。本来なら「たっぷり漫画読んだけど今日はレコーディング頑張ったからセーフ」となるはずなんですが、それもない今は本当にもう、何もなく追い詰められてしまっています。追い詰られているのは私、追い詰めているのも私です。何をやっているんだか。

しかし、嘆いてもまぁ始まりません。ある意味ではいつも通りの嘆きです。いまだかつて、余裕を持って終わらせた計画など一切ありません。今も昔も、たぶんこの先も、ただやるだけです。やります。同情は結構、この愚かな背中に後ろ指だけ刺してやって下さい。

 

 

 

 

 

 

より良く より 良く

2024/4/9

あと5日になりました、来る。4/14の準備をしています。

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新しいグッズを出す予定なので、それのデザインやら製作やら。また別のデザインやら製作やら。次の展開のための準備。各種連絡。風雲急、というほどではないですが、それなりには忙しく過ごしています。買うモノも結構色々ありまして、2日に1回くらい何かしらをアマゾンから取り寄せているので、クレジットの支払い額を見るのが怖いです。ゲボの方をね、吐かせて頂くかもしれんです。

主催のライブではありますが、我々が番頭という事以外、流れとしては普段のライブとほぼ同じです。当日やる事もあまり変わりはしませんし、そもそも主催だってそれなりに慣れています。当日は、共演もほぼ知り合いしかいませんし、とても楽しい日になるでしょう。楽しみではありますが、しかしそれでも尚、準備せねばいけない事は多いのです。それは我々の責任であり、義務であり、より良くバンドをやるための、引いてはより良く生きるための準備なのです。

いかにお客さんに楽しんで頂けるか。最終的にはその一点です。それがそのまま、我々がより良く生きるための手段であり、目的になります。15年もやってますからね。4/14は、その集積をお見せいたしましょう。どうか観に来て下さい。宜しくお願いしますぜ。

 

 

 

 

 

 

 

休みの罪

2024/4/8

約束のない日、そこそこ作業をしたり、ギターの練習をしたりしていましたが、途中からはすっぽりと眠っていました。昨日、結構歩いたせいでしょうか、作業と身体と精神がどうにも噛み合わない違和感があったので、もう色々と諦めて眠っていました。サボったように見えますが、むしろ結構、攻めた行動ですね。こういう時はもう、寝るのが一番良いのです。気乗りがするなら遊んだり、出かけても良いのですが、そうでなければもう寝るのが一番です。

なんだかんだ、寝ると回復します。当たり前な話なんですが、やはり回復はするのです。失ったものは回復しなければ取り戻せません。自然回復、なんて機能はもう、それなりに失われていますのでね。思い切った眠りはとても大事です。

少なくとも、作業も遊びもできないまま、ただ携帯で見たくもない動画を垂れ流すよりかは健康的ってもんです。夜に眠れなかったら、その時は作業なり遊ぶなりすりゃいいんです。「休むこと」への罪悪感はできるだけ削っておかないと、先には間違いなく破滅が待っています。

性格上、あまり要領よく生きられる方ではなく、かつ改善の兆しもないので、せめて今のまま、この剥げたシールの跡みたいな罪悪感を、なるだけ気にせず生きていきたいもんです。そもそも罪でもなんでもないはずなのですが、

 

 

 

 

 

 

清く正しく撃つ

2024/4/7

ライブを観に、ユーテロに行っていました。

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所用を済ませ、また別の所用が済ませられない事にキレながら、夕方前くらいに家を出ました。なんなら昼くらいから行って、余った時間で歌詞でも書くかとか思っていたんですがね。やはり予定って奴は私と相容れないようです。

今日はユーテロに、小倉の後輩でありますクーロンファンクラブが来て、しかもコージ君が叩くというのです。こいつは冷やかしとからかいに行かねばならんと、メトロに乗って清川に襲来しました。デカすぎる先輩ヅラを押し付けてやろうと見ていたんですが、いやはや結構に良いライブをしやがりまして、胸が熱くなりながらも背筋は少し冷える思いでした。我々もうかうかしてらんねぇぜ。

その後、共演の皆さんを見たり、昔ながらの知り合いにも会えたり、コージ君とバンドの話をしたり、ギタボのリョータ君とブラッドボーンの話を滅茶苦茶したり、とても充実した日でした。やはりライブハウスは楽しいもんです。歳につれ、抱える疲労が重くなったのだけが気がかりですが、それでも楽しい事に間違いはないです。

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ライブハウス。昔とは少し、楽しみ方が変わってきたように思います。昔は音量や勢い、それらが乗った感情みたいなのを浴びに行っていましたが、今はキチンと「良い演奏」を楽しめるようになりました。もちろん前者も好きなんですが、後者も中々オツなもんです。上手い演奏ってのは、それだけで価値があるもんですな。

感情至上主義であった昔の私に恨まれそうな思考ですが、まぁ楽しめる事が増えるのは良い事ではないでしょうか。色んなものを許容できるようになる事が、大人になるという事なのかもしれません。

許容できるようになったのは、感覚の劣化からなのでしょうか。それとも先鋭化なのでしょうか。わかりませんが、結局は今動く感情がすべてです。好物を喰らって「美味い」と思う味蕾の反射のように、その時良いと思うものが良いのです。そこに嘘をついてしまうと、いろいろ不健康になってしまいます。せめて自分と感情にだけは正直に生きたいもんです。清く正しく、自分を全うしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

花曇のキコウ

2024/4/6

仕事終わり、桜を観に行っていました。

近隣の山を駆け上り、桜色の花弁たちを見上げてきました。咲き具合からしても、ちょうど頃合いですね。土曜日ということもあり、多くの人で賑わっていました。学生服を着た子を親御さんが写真に撮っていたりして、とても穏やかな空間でしたね。石道に散る桜を踏みつつ、ふらふらと歩いていました。

花はほぼ満開でしたが、空は曇り、完璧に楽しむためには晴天と睡眠が足りていませんでしたが、それでも充分に春の訪れを摂取することができました。この時期の曇りってのを「花曇」、はなぐもり、って言うらしいですね。言葉の由来は知らんですが、せっかくの桜に曇り空、その景色すら風流と楽しもうとしたのか、それとも曇ったことによる無念を描いているのでしょうか。どちらにせよ、美しい日本語だと思います。美しい日本語、もっと知りたいもんですな。

 

毎年言っていますが、桜を見れど、なるだけ写真には撮らないようにしています。写真で見返すよりも、直接見た方が圧倒的に良いですね。液晶越しでは限界がありますし、やはり桜、毎年改めて見る度に衝撃を受けるので、その衝撃をなるだけ薄くしたくないのです。ただでさえ1年で1週間くらいしか咲かないので、撮りたい気持ちももちろんありますが、グッと堪えてまた来年を楽しみにしています。まぁ上手く撮れる自信もないのですがね。

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なのでまぁ、このくらいの写真にしておきます。桜、とても良かったです。花曇でも、寝不足でも、見ておくもんですね。見ておきましょう。

 

 

 

 

 

 

ヨテイノヨテイ

2024/4/5

仕事が終わったあと、馬鹿みたいに眠っていました。少しのつもりが3時間眠っていたので、本当に馬鹿みたいでしたね。色々とやる事はあり、今日もいくつか作業をする予定でしたが何もできませんでした。やはり「予定を立てる」みたいな高等技術は、私には向いていないようです。

今日も深夜は練習、かつ明日も朝から仕事なので、これから何かしら作業をするには無理でしょう。できなくはないですが、人間性を捧げる必要があります。下手なりに組んだ予定が、またズレる事になります。

最近は、10日刻みくらいでやる事を列挙して、なんとか終わらせていく方式を取っています。しかしまぁ、立てた予定を全て終わらせられる事は稀ですね。届かないとわかっている高い理想を掲げて、案の定届かずに消沈するってのは、私の生涯にわたって纏わり続ける悪癖です。もはや趣味と言ってもいいかもしれません。昔は10日ではなく1週間でやっていたので尚更でしたね。そしてそのうちに予定を立てる事すらしなくなり、作業が滞り続けた危機感でまた予定を立て始める、もうずっと繰り返しています。

それでも、作業や予定を終わらせる意思はきちんとあるつもりで、悪戦苦闘しながらも何とか日々を生きれています。多分この性質は生涯、変わる事はないのでしょう。嫌になりますが、それでも生きていかねばならんので、やるしかないのです。誇りと責任を持って生きていくには、やる事をしっかりやらないといけないのです。まぁ、私ができているかどうかはわからないのですが。

今夜は練習、4/14に向けての調整も佳境です。やる事、しっかりやっていきます。