ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

清く正しく撃つ

2024/4/7

ライブを観に、ユーテロに行っていました。

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所用を済ませ、また別の所用が済ませられない事にキレながら、夕方前くらいに家を出ました。なんなら昼くらいから行って、余った時間で歌詞でも書くかとか思っていたんですがね。やはり予定って奴は私と相容れないようです。

今日はユーテロに、小倉の後輩でありますクーロンファンクラブが来て、しかもコージ君が叩くというのです。こいつは冷やかしとからかいに行かねばならんと、メトロに乗って清川に襲来しました。デカすぎる先輩ヅラを押し付けてやろうと見ていたんですが、いやはや結構に良いライブをしやがりまして、胸が熱くなりながらも背筋は少し冷える思いでした。我々もうかうかしてらんねぇぜ。

その後、共演の皆さんを見たり、昔ながらの知り合いにも会えたり、コージ君とバンドの話をしたり、ギタボのリョータ君とブラッドボーンの話を滅茶苦茶したり、とても充実した日でした。やはりライブハウスは楽しいもんです。歳につれ、抱える疲労が重くなったのだけが気がかりですが、それでも楽しい事に間違いはないです。

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ライブハウス。昔とは少し、楽しみ方が変わってきたように思います。昔は音量や勢い、それらが乗った感情みたいなのを浴びに行っていましたが、今はキチンと「良い演奏」を楽しめるようになりました。もちろん前者も好きなんですが、後者も中々オツなもんです。上手い演奏ってのは、それだけで価値があるもんですな。

感情至上主義であった昔の私に恨まれそうな思考ですが、まぁ楽しめる事が増えるのは良い事ではないでしょうか。色んなものを許容できるようになる事が、大人になるという事なのかもしれません。

許容できるようになったのは、感覚の劣化からなのでしょうか。それとも先鋭化なのでしょうか。わかりませんが、結局は今動く感情がすべてです。好物を喰らって「美味い」と思う味蕾の反射のように、その時良いと思うものが良いのです。そこに嘘をついてしまうと、いろいろ不健康になってしまいます。せめて自分と感情にだけは正直に生きたいもんです。清く正しく、自分を全うしましょう。