ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

花曇のキコウ

2024/4/6

仕事終わり、桜を観に行っていました。

近隣の山を駆け上り、桜色の花弁たちを見上げてきました。咲き具合からしても、ちょうど頃合いですね。土曜日ということもあり、多くの人で賑わっていました。学生服を着た子を親御さんが写真に撮っていたりして、とても穏やかな空間でしたね。石道に散る桜を踏みつつ、ふらふらと歩いていました。

花はほぼ満開でしたが、空は曇り、完璧に楽しむためには晴天と睡眠が足りていませんでしたが、それでも充分に春の訪れを摂取することができました。この時期の曇りってのを「花曇」、はなぐもり、って言うらしいですね。言葉の由来は知らんですが、せっかくの桜に曇り空、その景色すら風流と楽しもうとしたのか、それとも曇ったことによる無念を描いているのでしょうか。どちらにせよ、美しい日本語だと思います。美しい日本語、もっと知りたいもんですな。

 

毎年言っていますが、桜を見れど、なるだけ写真には撮らないようにしています。写真で見返すよりも、直接見た方が圧倒的に良いですね。液晶越しでは限界がありますし、やはり桜、毎年改めて見る度に衝撃を受けるので、その衝撃をなるだけ薄くしたくないのです。ただでさえ1年で1週間くらいしか咲かないので、撮りたい気持ちももちろんありますが、グッと堪えてまた来年を楽しみにしています。まぁ上手く撮れる自信もないのですがね。

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なのでまぁ、このくらいの写真にしておきます。桜、とても良かったです。花曇でも、寝不足でも、見ておくもんですね。見ておきましょう。