ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

忘れられる一日

2023/7/1

意味不明な夢と口内炎の痛みによってイラつきながら迎えました、34歳の朝です。飯を喰らいコーヒーを飲んだら、各種連絡を取り合ったり、各種連絡を取り合って疲れたりしていました。十数文字の短文を送り合うのは指先でできる作業ですが、それを動かす脳味噌はどっと疲れるもんです。決めていたのは先の日程、不確定な未来をグネグネ動かしていくのは、当たり前なんですがわからないことが実に多く、また成功が確約されているほどの人望もないもので、非常にこれ、くたびれます。

その後は、この間録音したドラムの音源を、やっとこさ編集したりしました。テイクを選定したり、ちょっとした加工をしたり、それでもコージ君のドラムは上手なので、そんなにイジることもなかったりします。切って揃えて整えて、次のベースを入れるための準備をする。友人から借りたベースを少し弾いてみると、邪悪がのたうち回るみたいな音がして最高でした。これは楽しみになりましたね。

あとは適度にサボったり、僅かばかりの運動をしたり、水星の魔女を見たりして過ごしていました。本当になんてことない日なのですが、連絡をしたり音楽をいじったりして、少しずつ未来に干渉しているので、それなりに満足をもって一日を終えられそうです。多分将来的にも思い出すことがないであろう、実に何でもない一日だったのですが、まぁ日々ってのは大体そんなもんです。毎日がドラマチックな人間なんてそうそういやしません。こういう日の積み重ねがいつか、忘れられない瞬間を作るんです。なくなりゃしませんよ。