ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

マケオシミ

 

 

 

 

2022/2/4

マケオシミ

夕暮れの小倉の街を、ロケーションハンティング、いわゆるロケハンをしていました。撮影に使えそうなところはないかと、脳内画角と一致する場所はないかと、ぐるぐる、ぐるぐると街を徘徊をしておりました。

なるだけ人通りが多いのが望みなんですが、昨今の時短営業によりそれも微妙。思うような場所は見つからず、しょうがないからラーメンでも喰らおうとすると、目当ての箇所が2ヶ所閉まっており、1ヶ所は行列ができておりました。面倒なので断念。家に帰って何か作ることにしましたが、それでも腹が減ってしょうがないので、マックにてチーズバーガーを食道にねじ込む。虚しくて息が漏れる。

なんだか最近、よくない。言ってしまえば星がよくない。そんな占いチックな事を普段はあまり言わないのですが、どうにも世間と私の意識のタイミングが噛み合わない。「あの店でラーメンを喰らう」くらいの当たり前の結果すら得られない。少しずつ、削られるように意気は消沈していきます。

こんな時はどうすれば良いのか。なんだかどうしようもない気がする。気にしないのが一番なのだろうけど、そういうのって「気にしない」って言ってる時点で気にしてますよね。本当に気にしてないなら意識にすら浮かばないはず。

こういうのは身体のケガ、例えば少し指を切ってしまった状態みたいなもんで、普段から何となく疼いて、手を洗うたびに思い出します。それを気にしないってのは、そもそも結構無理があるもんです。弱った精神は弱った精神でしかないのです。

まぁ、美味いもの食べて、楽しいことして寝るしかないですかね。美味いラーメンは喰らえなかったですが、昨今の私はチャーハンスキルの向上が著しいので、家に帰ったら米焼き払って食べました。インスタントですが味噌汁もつけて大満足。しかも自炊なので安い。ラーメンなんていらんやったんや。こういうところで精神をねぎらってやるしかないのです。ああうまかった。