ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

我らに恵みを、ラーメン。

 

 

 

 

2022/7/7

我らに恵みを、ラーメン。

ロマンチックな七夕の夜、汗水垂らして二郎系ラーメンを喰らっていました。

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二郎系、美味しいですよな。人間、特に男性の「うまいもんくいたい」という欲求の権化、欲望の象徴のような存在です。二郎系、私は詳しくないので、私の喰らった店が美味いとされているかどうかは知らんですが、とりあえず私は美味しいと思いました。

ラーメンってのは、食事というより、人間の欲求を満たすためのモノだと私は思っています。なんならもう、存在としては風俗に近いと言ってしまってもいいかもしれません。極論ですがね。そんな店が日本各地に点在してるくらい、世の中は満ち足りていないんですよ。無論、私も。

ラーメン、身体には悪いかもしれませんが、精神には間違いなく良いので、身体に良くて精神に悪いものよりはよっぽど健康的です。人はパンのみに生きるにあらずとはそういうことです。違うか。

私は吸いませんが煙草とか、私は飲みませんが酒とか、そういうのも身体には良くないですが、世の中には間違いなく必要なのです。もちろん、周りに迷惑をかけない前提にはなりますがね。しかし最近の煙草への弾圧はなんなのか。吸わないながらも辟易しております。

正論ってのは正しいですが、正しいだけで良いか悪いかはまた別になります。ラーメンを食わずとも生きていけます、煙草がなくても死にはしません、音楽が聞けなくたって心臓は鼓動をゆるめたりはしません。しかしそれらがない世界は、今よりもずっと荒んで、薄暗くなっているでしょう。その世界は正論じゃ救えないのです。

世界を救うべく、私は今日もラーメンを喰らうのです。血肉に変わる麦と肉が、血中に突き刺す油とニンニクが、明日の私の活力となるでしょう。33歳、まだ結構、油はイケます。安堵しました。