ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

多幸感の交換

2024/1/31

1月も本日で終わり、その節目に、二郎系ラーメンに喰らいついていました。

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基本的には豚骨ラーメン原理主義なのですが、二郎系も、なんなら家系だって別に嫌いではないです。どちらもたまに食べたくなるくらいには嗜好しています。

ラーメンってのは、なるだけ安く、人を馬鹿にするための欲望みたいな存在だと思っているので、そういう点においては二郎系も家系も欲望の権化であります。こんなもん美味いに決まっています。気取って1200円くらいの、上品な醤油ラーメンみたいなのが、私にとっての忌むべき存在であります。いや、別に忌む必要なんてないのですが、この辺は私のキャラ付けの一環です。

こんなもん、身体に悪いのなんてわかっています。しかし健康的な料理よりかは精神に良い、ってのも間違いありません。身体と精神と、両方が満たされてやっと正常なのです。こういうモノを求める瞬間ってのは、そのバランスが著しく欠いてしまっているのです。そう考えれば治療みたいなもんと言えなくもないかもしれません。まぁ、かなりの荒療治ではありますが。

美味いもんを腹一杯食べて、幸せにならない人間はいません。人間どころか、生物ってのはそういうもんです。そういう基本的な事を、ともすれば人は忘れがちです。もちろんずっと満腹なのは身体に悪いのですが、私が今得た多幸感になんら間違いはありません。マボロシみたいな、蜃気楼みたいな幸せですが、それでも私は幸せなのです。超過した栄養は後で返すとして、今はその幸せにたっぷりと酔いしれておきます。