2024/5/20
薄暮れる部屋の電気も付けず、淹れたコーヒーをチビチビ飲みながら、久々に映画を観ていました。
「MONDAYS」という映画です。邦画ですね。ほとんど一部屋で進行するタイムリープもので、スケール感とコメディ感が噛み合っていて、とても面白かったです。尺も1時間半を切っていてお手頃で、変な重さもなく気軽に観られます。お勧めです。
こういう、スケールの小さい映画が私は好きなんですよな。言ってしまえば、演劇的な映画と言いますか、無理に世界なんて救わない、感動的に余命が尽きていくこともない、こじんまりとした映画ですね。こじんまりとはしてますが、それでしか摂れない栄養分があります。
最近よく出るマーベルの超大作、ド迫力のCGアクションなんてのも良いですが、ああいうのって限界がないので、どこまでも行けてしまうのですよね。観てる方の予想を越えるのが予想通りと言いますか、そりゃ現代の最新技術使ってんなら予想くらい越えてもらわねぇと困る、という上から目線になってしまいます。偉そうですが、鑑賞ってのはそんなもんです。
その点低予算映画ってのは、上限が決まってる中で予想を越えなければならんので、予想を越える手段をきちんと画策せねばなりません。そういうのが面白いのですよね。料理漫画の主人公側と言いますか、高級品を使う相手を、アイデア料理で捩じ伏せるのが面白いのです。ああいう料理を食べたいのですよ、私は。映画でも本でもゲームでも、もちろん音楽でもですね。
