2022/4/8
目を逸らす過去
鬼のように、段ボールを巻いていました。
私の暮らす部屋には、廃材となった段ボールが山積みになっていました。部屋の隅で死にかけのテトリスみたいになっていて、実にどうしようもなかったので、普段はなるべく視界に入れないようにして対処していました。が、先のCD製作において十を越える箱が山に加わった結果、いよいよもって私の生活圏内を脅かし始めることになりました。
アマゾンでボードゲーム一個買うのにも、小さな箱がついてきます。そもそも普段段ボールをどうやって捨てればいいのかわからないので、それは無限に溜まっていきます。「なんか、メルカリとかの配送に使えるかもしれないし」なんて思ったが最後、積もり積もって今の惨禍があります。メルカリなんてもう3年くらいやってないくせに。
偶然にも明日、近所で廃品回収があるとのことで、改めて部屋の「段ボール」という存在を認識し、こうなるまで積み上げた過去の自分に舌打ちしながら、切り刻んで、畳んで、紐でまとめてやりました。三十越えた私にとっては、これだけで重労働になります。過去の自分らめ、お前らの仕事だろうが、クソが。