ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

7月18日 友人たちとの宴

朝は7:50に起床。

本日は朝、演劇の練習である。いつものバイトより、1時間ほど遅く起きて良い。ならば1時間ほど、余分に夜を更かしてしまうのが、私だ。ねむい。

 

起き抜けて、水を飲む。いつも通り、バナナを食べる。いつも通り、バイトしたくねぇなぁと思ったら。今日は演劇だった。良かった。

外は雨、陰鬱な部屋を這って、支度をする。傘を持って、家を出る。そういえば、台風も発生したらしい。季節だなぁ。

 

寝床より駅、駅から電車から駅、バスターミナルより、高速バスで小倉へ向かう。全体的な公共機関の遅れに、なんとなく舌を打つ。ギリギリに出る私も悪いが。

 

小倉に着く。

結局5分ほど遅れて市民センターへ、職員の方に挨拶をして、借りている会議室へ。すでにあきらくんとソウイチロウはいる。遅れを詫びつつ、席に着く。本日りんごちゃんは病欠である。3人で、やる。

 

さて、3人なので、本来よりは合わせられるシーンは少ない。ので、練習前のボードゲームを、少し長いものにしても大丈夫だろう。かねてよりやりたかった「パンデミック」というボードゲームを、やる。プレイヤーで協力して、世界中のウィルスを撲滅するゲームである。私は「検疫官」となり、ウィルスを防御しながら、事を進める。

 

油断により世界が滅亡したのち、演劇の練習を始める。だいぶ時間は押してしまったが、世界ために戦った我々の絆はより強固なものとなった。滅亡したが。

 

3人でできるシーンの見直し、テンポの確認、立ち位置の調整を、重ねる。3人だけのシーンはそこまで長くないので、残った時間でも通すことはできた。

終えて、片付けて、外へ出る。今後についての調整の話と、実写版「デビルマン」面白いよ!という話をする。

 

解散し、ソウイチロウ君宅へ行く。

本日はノンフィクション。久方ぶりの、鍋会である。

以前は月一でやっていた時期もあったが、今回、1年ぶりくらいの開催となる。鍋会である。

 

ソウイチロウ君の部屋で開催するので、まず部屋を片付ける。私も手伝う。私なんか頻繁に住まわせてもらってるので、真剣に手伝う。エアコンとかも洗っちゃう。ソウイチロウ君が少し体調が良くなさそうだが、すまない、鍋会は、せねばならん。

 

今回の飲み会は、ツアーにてサポートしてくれたDr.みょーちんとBa.お嬢の為のものである。結構な道のりを助けてくれた、ねぎらいの鍋である。ツアーが終わったこのタイミングでやらねばならん。

それに、このくらいの歳になると、日程合わせづらいのよ。

 

ある程度の片付けが終わる。まだ開催までは時間がある。ソウイチロウ君は眠った。私も少し、眠る。

 

16時に目覚める。17時に迎えに行く約束をしているので、準備をする。突如お嬢から「やっぱ20時にしませんか?」とのこと。「なんで?」と聞くと「靴下買いに行きたいんです」とのこと、却下して、迎えに行く。行くのは私、ソウイチロウ君には、米を炊いたり、色々準備をしていてもらう。

 

車を出し、お嬢宅にて、お洒落なヤンキーみたいな格好したお嬢を迎え入れる。

何で急に靴下?と聞くと、「実は靴下もだけれど、ベースの個人練の時間が欲しかった」とのこと。

そっちを、言えよ。なんで靴下ならOKと思ったんだよ。練習ならむしろOKだったよ。

とはいえ、あのお嬢が個人練をしているのは、胸を突くものがある。お兄さんは嬉しいぞ。

 

みょーちんを迎え入れ、大型のスーパーへ向かう。キャッキャ言いながら、鍋の材料をカゴにぶち込む。これだけで、結構、楽しい。

 

たっぷりと買い込み、帰宅。材料を渡し、ソウイチロウ君は調理に入る。3人は、特にやることもないので、ピーノをつまみながら、まったりとする。

鍋を火にかけ、蓋をして、とりあえず乾杯をする。出来合いの焼き鳥と酢モツをつっつきながら、鍋の完成を待つ。

時々、鍋の蓋を開けつつ、適当な、談笑をする。あぁ、時間が、間延びしている。このまったりとした流れが、とても心地よい。のんびり、だね。

 

鍋が煮えた。お嬢チョイスの豆乳鍋である。舌鼓をうちつつ、談笑は続く。ノンフィクションには珍しく、恋愛遍歴を語り合ったりする。大抵はからかって笑い合うので、お嬢はちょっと呆れていた。

 

お嬢がロビンソンを弾こうと頑張っていたり、その横でみょーちんが徘徊を弾いてうるさかったり、笑いながら、鍋会は進む。そのうちに、私によるボードゲームが火を噴く。「テストプレイなんかしてないよ」という終身名誉クソゲーで爆笑しながら、夜は深まる。

 

私が実に情けない敗北を喫して少し、キリのいい所で、宴もたけなわとなる。なんとここまで、バンドの話は一切していない。ただ、友達と、遊んだだけになった。

あぁ、楽しかった。

 

私が2人を家まで送り、ソウイチロウ君には片付けを頼んだ。帰ってくると、ソウイチロウ君はもう眠っていた。

流石に、私も、疲れた。ブログを書こうと思ったが、そのうちに、目を閉じる。

 

あぁ、楽しかった。なぁ。