ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

11月17日 旅の終わり(一旦)

起きたら、今は何時だ。わからないが、ここは岡山県、車はSAに停まっている。

尿意はあったので、私も降りる。外は夜、とても寒い。意識は、少しだけ回復したようである。用を足して、少しみょーちんと雑談。その後車に戻り、みょーちんは運転、私はまた、眠らせてもらう。

 

一度、広島のSAで起き、もう一度起きたら、小倉であった。計7時間ほど、結構に眠っていた。起きたら完全に寝ぼけていて、福岡の事務所に着いたのかと思った、そう、ここは小倉、本日は小倉でライブであるのだ。おいおい、しっかりしてくれよ脳味噌。

サポートを送り届ける。Ba.お嬢に2日間のありがとうを告げる。Drみょーちんに、また後でを告げると、我々はソウイチロウ君宅へ。着いたら、また、眠る。

 

14時、ソウイチロウ君宅で、また目覚める。

うむ、意識は、悪くない。車中と寝床、合わせて結構に眠った甲斐があるものである。寝かせてくれたメンバーにも感謝をせねばならぬ。

しかしそれでも睡眠の殆どは車中、疲れはそう取れるものではない。シャワーを浴びて、覚悟を決めて、出かける。本日は遠征最終日、小倉FUSEにてライブ、後輩たるベルリンズの主催である。

 

みょーちんを迎えて、FUSEへ。

搬入と挨拶を済ませたら、本日のサポートBa.のめぐちゃんと合流。セットリストを確認して、リハーサルをする。

リハーサルを終えたら、戦闘準備。到着から出番まで間が空かないのは、今日はとてもありがたい。残った気力を、先端に集める。

 

開場、からの、間もなく出番である。

SEが鳴って、入場する。1番手だというのに、人は多い。人気のある後輩に嫉妬をしながら、演奏を始める。

連続のライブ3日目くらいになると、体力は少ないものの、逆にいいライブをする気がする。研ぎ澄ました精神か、演奏に無駄な力が入らないからか、何故かはわからないが、普段よりもキレがある気がする。大いに、楽しむ。

しかし、脳の方はゴミが溜まっているので、MCのテンポや内容はあまり良くなかった。大いに、反省して、次の曲に入る。

32分、少し押してしまったが、熱量を存分に叩きつけて、演奏は終わる。ありがとう、ございました。少し押してしまったので、速やかに機材を片付ける。

 

気持ちと息と物販を整えながら、対バンを見る。途中、どうしても我慢できなくなり、転換の間に一瞬でラーメンを喰らう。気が狂うほどうまかった。すぐに戻る。

最後のベルリンズを終えて、公演は終わる。ベルリンズ、これまでは濃いめのロックをやっていたが、大いに路線を変えたらしく、音楽が大人になっていた。

好きな事をやっているのは賞賛すべきだが、単純に濃いめのロックが聞きたかった私は、少し透かされた気分になる。まぁ、只のワガママだが。

 

終わったら片付けて、打ち上げたるごちやに行く。ニキータのボーカルさんと話したり、一瞬ボードゲームの話になって饒舌になったり、FUSE店長たるタケさんにバンド運営で怒られたりも、する。

終わったら、終電をなくしたベルリンズを送ったのち、ソウイチロウ君宅に終着し、三連続の遠征ライブが、終わる。

疲れたと寝床に倒れこむ私を尻目に、ソウイチロウ君はギターを弾き出した、こいつ、マジか。10時間以上は運転してんだぞ。狂ってやがる。

寝ながら、ブログを書こうとするも、丸々3日分サボってしまい、書く文量が半端ではない。うーあーと悩んでいるうちに、ソウイチロウ君も流石に力尽き、ソファーに倒れ込んだ。私も、明日の私にすべてを任せて、眠る。

おつかれ、さまです。