ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

8月16日 妖怪大戦争

朝は、10時に起床。

鈍重に、眠い。遅くまで仕事をしているのが悪かったか。睡眠時間が中途半端だったか。30年人間やって一応毎日寝てるんだけど、未だに因果関係はわからん。7時間は寝たはずだが。

 

起きて、水を飲む。嗚咽を吐きながら、バナナを喰らう。外は快晴、よく熟れた夏が喚いている。

本日はまた、親族の会合がある。11時に実家にいかねばならん。しかし、あまりにも、眠気がやばい。もう少し眠らねば、まともに作動しない。10分だけ、10分だけ眠る事にする。

 

電話のコール音で目が覚める。父からであった。時間はもう、10時50分を過ぎている。嗚呼ガッデム。なんて事だ、父に詫びると、もうそっちまで迎えに行くから待っていろと言われる。申し訳ない、甘える、ことにする。

 

支度をして11時過ぎ、事務所を出て、車を待つ。外は暑いが、迎えがなくてもギリ行けたのに感を出すために、日陰に入って時を過ごす。

快晴と、酷暑と、蝉の声。真昼の夏のその中を、なぜか1匹だけコウモリが舞っていた。色々と、間違えたのだろう。飛び方も心なしか悶えているように見える。南無。

 

少ししたら、車が来る。乗り込んで、本日は父方の実家に向かう。高速で40分ほど身も蓋もない話をしながら、車は辺境へと潜り込んで行く。

 

実家に、着く。挨拶を交わして、お邪魔する。それなりの図体を得てきた甥っ子達が遊ぶのを横目に、会合の準備を進める。

 

準備をしながら、少し前から、この家に迎えられたという、子猫の甲斐くんに、イイジ一家はメロメロになる。

その卑怯な可愛さは、本当に卑怯であった。

そして人懐っこい。初対面に近い父にも抱かれている。もう、かわゆい。

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しかし、何故か私が抱くと逃げ出そうとする。ナスに乗ってもう帰りたくなる。

 

会合が始まる。それなりに、知的とユーモアと劣悪な駄洒落を交えた会話を、美味しい料理と共に、それなりに楽しむ。

少しすると、遊び回る甥っ子達による混沌が加速し始め、ついには私が吸盤の矢で射られる事になる。腹もそれなりに満ちたので、立ち上がり反撃の狼煙をあげる。甥っ子軍は何故か豊富にある武器の玩具を駆使し、孤軍たる私との戦争が始まる。

おもちゃの刀、吸盤の矢、引っ込むドス、軽いヌンチャク、加えてゴム製のマキビシが私に襲いかかる。なんだこの家は、なんでこんなに豊富なのだ。特にマキビシが痛い、その内に関係ない固めのゴムボールまで投げられる。おい、おまえ。

 

皆の息が上がってきたところで、もたらされたスイカによって終戦となる。平和の使徒、それはスイカ。私も、かぶりつく。果汁で身体が、スッと冷える。

 

少ししたら、挨拶をして、家を後にして、また実家へと戻る。普段私の言っている、母方の実家へと、戻る。

 

戻ったら、戦争での疲れがきたので、居間にてだらりとする。帰って作業もせねばならんが、お盆くらい、ゆっくりしてもバチは当たらんだろう。シャワーも浴びて、軽く夕食も頂き、千と千尋を少しだけ見た後、事務所へと戻る。

千と千尋、あの一家の引越しの理由が気になる。なんとなく、お父さんの自己満、という感じを、私は見る。

 

事務所に戻り、一息をついたら、作業。

また、動画の作業をする。現在、仕上げなければいけない動画が3つくらいあって、どれもしんどい事になっている。特に先日上げた「ノンフィクションの映像」の没動画がもう、編集が、もう。面倒が過ぎて、もう。あの2人を、少しだけ恨む。

 

そのうち、時間なので、ブログを書き始める。

終わったら、もう少し、動画を詰めねばならんだろう。ねむいぜ、くそ。