ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

8月14日 ブドウ評論家

朝は、9:30に起床。アラームは、鳴っていない。

最近何故だか、目覚ましが鳴る前に目が覚める。そしてその後、猛烈にだるくなる。クーラーのせいだろうか、わからないが、生活に支障がある事は確かだ。

水を飲むが、やはり猛烈にだるいので、もう少し眠る。

 

起きる。バナナはない。卵とおにぎりを食べ、また水を飲む。

さて、作業をしよう。まず洗濯機を回す。私が台風が来ている事に気がつくのは、もう少し後の話である。

昨日夜、無理やりに終わらせた動画を、通しで見てチェックをする。恐らく問題はないので、書き出したのち、アップロードまで、する。20時に公開予約をして。また一息つく。

動画、過去最高に遅れてしまった。8月前半は、作業の詰まりと精神の枯渇で、色々とヤバかった。何とか完成して、胸を撫で下ろしている。

洗濯物を取り出して、干す。天気の悪さに気づく。気づかない事にして、干す。

 

さて、昼。

本日は、盆である。親族の会合があるので、実家へと赴く。そのまま、車に乗って、少し離れた料亭へ。そこそこ高価な料亭へ、親族で行く。

従兄弟ら親戚らと、高価な飯を頂く。凄い、普段食べている、腹を満たすのが主目的の飯との格の違いが、喉の奥から感嘆となって湧き上がる。とても、うまい。

 

会合を終え、車で戻る。少し実家でのんびりとしたのち、夕食代わりの稲荷寿司を頂いて、家を出る。

 

事務所へと戻り、一息をつく。外は台風が来ているらしい。天気は悪く、風が動いているのがわかる。

 

さて、映像の製作が終わった事で、緊急の仕事は終わった。無論、やる事は無限にあるし、このままでは緊急の案件が増え続ける事になるが、それでも少し、腑抜けてしまう。今日くらい、少し休んでええのではないか。

 

とりあえず、ギターを弾く。久々である。それでいいのかとも思うが、現在の私にギターを弾く暇などない。ライブが近ければもう少し練習はするが。

アコギを持って、ジャラジャラと鳴らす。うむ、やはりね、ギターを弾くのは、楽しい。

新曲を練習しようとするが、途中、また新しいフレーズを思いつき、適当に歌を合わせ、整えて携帯に録音する。何度か聞き返してニヤニヤする。この行為を始めて、もう十年以上が経つけれど、未だに、楽しい。

 

何曲か、コードを調べて、私じゃない人の曲を弾き語る。何でも良かったが、弾き語りのサイトのランキングに米津玄師があったので、歌う。私の米津玄師は、メンバーを爆笑させた事もある。そんなにおかしいか。

 

ベロベロ歌ったら、ギターを置き、少しゲームなどする。凄い、休んでる感が、凄い。調子に乗ってそのまま映画まで見てしまおう。

ずっと興味があった「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のアニメ映画を今更、見る。実家から貰った稲荷寿司を食べながら見始めて、もう少し気軽な奴にすれば良かったと、思う。アニメとはいえ岩井俊二は、一筋縄ではいかないだろう。

再生してしまったものは仕方ないので、見る。1時間半だし、まぁいいだろう。

 

1時間半後、ボロボロに落涙する私がいた。

実にディストーションの効いた話である。たまらない。こういうの、私、好きよ、本当。

しかしレビューを見ると、ボロボロに書かれた批評がそこにあった。まぁそうだろう。内外に色々と問題はある。そもそも「原作:岩井俊二」を知ってるかどうかで全く違うし。

だけどね、「わからないから駄作」と言ってる人間は、爆散すべきだと思うよ。いや、考えろよ。勝手にブドウの酸味を増やすな。

理解できない事は恥ではないからさ、逆ギレしないでくれ。そしてもう少し、考えてみてくれ。頼むよ。文化人であろうぜ。

 

とにかく、私は、大好きである。見られて良かった。充足感に満足しておるよ。

 

時間なので、ブログを書き始める。映画のレビューも書きたいが、長くなってしまうだろう。それは嫌なので、やめておく。