朝は11時、ソウイチロウ君宅にて起床。
グダリグダリと、携帯を触って、目を覚ます。
ここら辺は多分、この3日くらい変化しないので、ひょっとしたら省略をしてもいいかもしれない。多分明日もそんな感じである。
ソウイチロウ君は既に起きている。私は先日食べ残したカロリーメイトを齧り、コーヒーを淹れて、飲む。
「朝食にカロリーメイト」とは、身体にいいのかどうか。というかそもそも、カロリーメイトは身体にいいのか。野菜ジュースみたく、「実はそんなに栄養ないです」みたいな現実がありそう。まぁ、美味しいのだけど。このホロホロ感、好きよ。
そして私は、意を決してブログを書き始める。このブログ作業のせいで、今年の私の1日は23時間になっている。つらみが、深淵を行く。
書き終わり、ソウイチロウ君と談笑。今後のスケジュールから、「バンドマンかくあるべき」みたいな話まで、する。この辺はまぁ、もう十年以上の付き合いなので、正直、あまり話す必要すらないのだが。
少ししたら、ソウイチロウ君は仕事へ向かう。私は1人、家主不在の六畳で居候する。うどんを茹でて食べたのち、パソコンを開いて、動画の編集を、する。
切った動画を、繋げて並べる。楽しい作業では、ない。気乗りも、しない。遊びたい、発狂したように遊びたい。何度も逃避しそうになる精神を、なだめすかして、何とか繋ぎ作業を終える。
夜になっていた。
少しばかし放心。汗をかいてしまったので、シャワーを浴びる。
バスタオルで身体を拭きながら、目の奥に違和感を感じる。思えば、今日はずっと液晶を見ていた。これはいかん、特に買いたいモノもないが、外に出る。
ドアを開けた瞬間、肌がすうっと、冷める。これは、涼しいぞ。いや、涼しいというか、これは度合いの低い「冷たい」だ。鈴虫も鳴いていて、夏の空気はまるでない。
毎度、この時期になると、友人の引越しを聞いた時のような、無量の寂寞が広がる。あぁ、終わってしまうのか、行ってしまうのか。お前も。
サンダルの隙間を縫う風を感じながら、近所のドラッグストアへ行く。折角ならば、夕食を買い足そう。道中は新曲の、歌詞を考えながら行く。
ドラッグストアにて、カートを押しながらグルグルと巡る。おゆはんに悩んでいると、電話がかかってくる。大阪「それでも尚、未来に媚びる」のVo.がーこ君である。ギターが抜けて、ライブは休止しているが、一応、こちらの秋のイベントに誘わせて貰っているのである。
電話を取って、現状を聞く。中々、難しいものである。我々だけではなく、バンドというものは、難しいものである。成人超えた人間が複数人集まって、一点の目的に打算なく人生を遣うというのは、本当に、難しい。
再開を誓って、通話を終える。気づけば、店内を6周くらいしていた。取るもの取って、会計をして、店を出る。外はやはり、冷ややかであった。
ソウイチロウ君宅に、戻る。とりあえず、米を炊く。帰ってきたソウイチロウ君の分も考えて、少し多めに炊く。その後鍋に水を張り、もやし、きのこ、切ったソーセージを入れ、煮る。煮たらダシと塩で整えて、了。卵を溶いてもいいが、足が速くなるのでやめておく。
できたスープと、米を頂く。スープは別に、そんなに美味いものではないが、十分に食える。それで良い。オカズが足りんので、ハムエッグも作り、白米に乗せ醤油を混ぜて、食べる。
意外に見られるが、こう見えて、大学時代から8年間くらい自炊をしていたので、料理はできる。「如何にして安く栄養を摂るか」を重視していたので、美味い料理を作れるという訳ではないが。
それでも、末期は鶏胸肉でハムまで作っていた。むろん、それが一番安かったからである。
当時を思い出しながら、完食。食べ終えたら、また動画の編集を続ける。
「ノンフィクションの映像」没動画が出来上がったら、また少しだらける。もう夜も遅くなっていた。本日はこの後、演劇の練習である。少しだけ、眠っておく。
さて、日付が変わったくらいで、小倉までソウイチロウとりんごちゃんを迎えに行く。迎えたら、コンビニで物資を買いつつ、戻る。戻ったと同時にあきら君も来る。さて、練習である。
各々、スタンバイするも、雑談が楽しくなってしまう。練習に入る前の、楽しい雑談が止まらない、っていうのは、バンドだけではない模様。少ししたら観念して、始める。
本日練習はソウイチロウ君宅。動きがつけられないので、セリフを高速で暗唱していく。ミスったら最初から、というプレッシャーに、中々の緊張感が走る。
そのうちに「ミスった奴に1ポイント」制度を導入し、さらなる緊張感の元、暗唱を続ける。ポイントが少ない奴が勝ち、である。ソウイチロウ君のポイントが、グングン溜まっていく。
結果、あきら君2P、りんごちゃん5P、私9P、ソウイチロウ君は貫禄の11Pであった。主催たるノンフィクションがワンツーフィニッシュは、色々と問題が出そうだ。堪忍しとくれ。
練習後、りんごちゃんを送って、戻る。
適当な雑談をしつつ、少ししたら、眠る。