ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

9月13日 休みの日

朝は9時にアラームで起床。なんだったか、夢を見ていたが、今では忘れてしまった。悪い夢ではなく、そして悪い目覚めでもなかった。

アラームを止め、水を飲み、バナナを喰らう。本日は、バイトもバンドもない。休みである。それでいて目覚めもよい。天気も良い。良い朝である。このあと無限の作業がある事を除けば、実に完璧な朝である。

起きて、目を覚ますため動画など見ていたら、少しして暴力的な眠気に襲われる。これでら仕事なんぞできる気がしない。しばらく抗っていたが、ダメだ、もう一度、眠る。

起きたら11時頃だった。必要な睡眠であったと信じたい。起きて、洗濯をする。演劇、ライブで溜まった負債を、ここで返済せねばならん。沢山の衣料を、水で掻き回す。

上がった洗濯物を干し終えたら、昼食、実家から頂いたパンを食べ、コーヒーを飲み、少し休んだら、動画ソフトを開く。演劇の映像を、ちびちびと切り始める。先があまりに長すぎて嫌になる。

演劇の映像を切っていると、思ひでがポロポロしてくる。まだ記憶には新しいが、楽しかったなぁと、しみじみと思う。そして、改めて自分達の演技、演出を見てみると、もっとできたな、と今更思う。仕方ないは仕方ないが、美味しそうな余地が結構にあった。手痛い隙も、ままあった。少しだけ、悔しくなる。

少ししたら携帯をいじり、コーヒーを飲み、また刻む、少ししたら同じ、そしてまた刻む。何度か繰り返したら、夕方になっていた。切り残しが1日となったところで、作業を終える。脱力の声を上げ、寝床に転がる。疲れた。ひと段落。しかし作業は、まだまだある。

 

時間なので、実家へと赴く。自転車で向かっていると、月がとても綺麗であった。昔話にそのまま出てきそうな月、そういえば今日は中秋の名月だったか。月、素晴らしいな、月。現代の曇った空でもこうなのだから、昔はもっと、神々しかったのだろう。そりゃ詩も詠むわ。

 

実家にて、夕餉を頂く。入浴まで頂いたら、バナナをもらって、帰るとする。外に出たら、雲に少し隠れていたが、月が、やはり見事であった。コオロギの声を聞きながら、外にいた父としばし眺める。

 

自転車を漕いで、戻る。

戻ったら、ふとした出来心と、妙な好奇心が発生し、昔やっていたゲームとかについて詳しく調べる。「サイレントヒル2」という、とても情感のあるゲームである。ホラーゲームだが、廃墟みたいな美しさがあって、とても好き。そして内容はもう、ディストーションである。

調べていたら時間が経っていた。予定された不覚、わかっていたミス。何をやっていたんだか。しかしまぁ、好奇心は、仕方がない。それが私の人生である。言い訳とかじゃなく、どちらかと言うと本質である。

 

時間なので、ブログを書き始める。本日の内容の薄さにビビる。動画切って月見てゲーム調べただけである。いや、そうなんだけれど。

そこまで作業はできなかったが、本日は演劇、ライブ、バイトと終えた後である。1日くらい「休みの日」とカウントしておこう。そうやって自分を誤魔化して、また日常が始まる。

 

とりあえず、それなりに、負債は返したかな。それで、よしと、するかい。