ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

8月30日 デッドオアアライブ イブ

朝は6時50分に、起床。

毎回毎回「朝はダルい」という報告で、うんざりしている人もいるかもしれない。誇張してんだろ、って思った人もいるかもしれない。

確かに、連日ダルいし、多少なり誇張表現もしたかもしれない。

 

しかし、本日、この朝のダルさは、正真正銘であった。「正真正銘」って語、今見たらどんだけ間違い許さないんだよって今年の朝ダルランキングTOP3には入るものであった。疲れが取れず、眠気も取れない。脳内が死んでいるのがわかる。昨夜寝るのは遅くなったが、徹夜の方がマシだったのでは?とすら思う。

起きて、水を飲み、バナナを喰らい、また眠る。だいたいアラームから30分くらいで家を出ているが、今日は20分ほど追加の眠りに使った。それくらい、やばい。これは、まずい。

 

意を決して、家を出る。昨今の破壊的な雨は止み、空は晴れている。が、自転車で行く気は、さらさら起きない。精神を引きずって、駅まで向かう。

 

駅から電車から駅からバイト先へ。

着替えて、タイムカードを、押す。後生です、暇で、ありますように。

働き始める。仕事は暇ではあったが、同僚との、ちょっとした食い違いがあり、精神をやられる。別に同僚が悪い訳ではないのだが、この職場、もう私はダメかもしれん。重篤な神経で、お客様の案内を続ける。

それなりに、それなりで、バイトは終わる。タイムカードを切って、そそくさと、帰る。昼食を摂るタイミングがなかったので、近場のラーメン屋へ。豚骨が、染み渡る。安いラーメンだが、泣きそうなほど、美味い。替え玉をする予定はなかったが、心が渇きすぎていたので、する。付け合わせの罪悪感まで食べたのち、少しだけ安定して、店を出る。

 

駅から電車から駅へ、帰る。

道中、アイスまで入れてしまう。想像以上に、精神が危うい。齧りながら、川沿いを、歩く。冷めた空に、ツクツクホーシが虚しく鳴く。

 

事務所に戻ると、寝床に倒れこむ。

作業をせねばならんが、これは良くない、身体が動かぬ、これは良くないと、少し眠る。30分ほど寝て、そのまま何も考えず、もう1時間寝てしまう。起きてなお、身体は動かぬ。ああ、これは、やっちまった、かもしれん。

 

何もしないのは、バンドマン的に間接的な自殺なので、気合いでいくつか連絡事項を送る。たったそれだけでも、精神は唸りを上げる。別に眠気はなく、眠りたくもない。仕事はしたくないが、なんと遊ぶ気も起こらない。重篤、である。

やはり、演劇の公演が近づいているのが、大きい。あと、レコーディングも近づいて来ている。あと、ツアーも。あと、いろんな企画も。

全ての仕事を並べて見るだけで、吐き気がする。目の奥が痛く、ほんのりと頭痛の予感もする。それでも仕事は終わらせなければ、仕事ができるのは、私しかいないのだから。

あー、うん。まずいな。これは。

 

それでも、時間になったら、外へ出て、実家へ。夕焼けが、実に叙情的な色をしていたのが、救いであった。

 

実家にて、夕餉を頂く。ご馳走様のち、居間にてだらり。談笑しつつ、入浴もし、精神を休める。それでもカレンダーを見るたび、今後の予定に、消沈する。9月はたぶん、1週間以上福岡には帰れないだろう。もうこれから、10日ほどバイトも入っていない。

 

おにぎりを自ら握り、明日の昼食辺りにして、一度事務所へと戻る。

この後、兄の部屋に赴き、演劇に必要な小道具を拝借しに行く。そのために、今のうちにブログを書いておく。

 

8月も明日で終わる。8月中に終わらせるべきものがまだ沢山あるが、文字通りの死活問題となるだろう。

身体よ、精神よ、どうかついて来てくれ。