ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

クルークルー

2024/5/5

ユーテロに、podoを観に行っていました。

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podoは東京のバンドで、昔縁あって共演をさせてもらい、その時一発でファンになりました。ギターとギターボーカルの2人で、同期を流しながらのライブなのですが、なんであんなに格好良いのか未だにわかりません。もー、ファンですね。

友人のバンドや後輩のバンドを観に行く事は結構あります。しかしそうでなく、シンプルにファンとして観に行くバンドは、昔に比べてだいぶ減ってしまいました。もちろん、前述のバンドも好きなのですが、「ファン」とは、語源からしてそれに狂っているかどうかなので、そう言う意味ではファンではないのです。ラブというよりライクなのです。

私がファンだったバンドは、大体辞めてしまうか変わってしまいました。もしくはやっていても福岡まではロクに来なくなってしまいました。悲しいことです。まぁ私はやはり少し癖のあるバンドに狂ってしまうので、そういうバンドが世間にウケづらいのは間違いないです。理解はしています。納得は少しもしていませんが。

バンドだけでもないです。映画でも漫画でもゲームでも、好きなモノはあれど、狂えるモノは加齢と共に減少してきました。そりゃあ作品なんてのは種類を見れば見るほど耐性がつくので、年々割合が減っていくのは間違いないのです。それでも諦めることはできず、僅かな時間と微かな金銭を払いつつ、亡者のようにそれを探し続けているのです。

 

今日のpodoのライブにて、久々に最前列でライブを観ていました。久々に、純粋に、シンプルに狂うことができました。脳の思考機能を越えて、ダイレクトに感情が揺さぶられました。とても楽しかったです。やはり狂うことは素晴らしい事です。一生をかけて、探し続けねばならんのです。

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