ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

虚無を喰らう

2024/5/8

昼過ぎに起き、ラーメンを喰らい、日用品の買い物を済ませ、帰って来たらどうにも頭が重く、眠ってしまっていました。今日はもう、無理な日のようでした。原因は一向にわかりません。こういう「なんとなく無理な日」の原因がわかった試しがありません。それはもう、なんとなく無理なのです。眠ることしかできません。

 

結局、夕方前まで寝てしまいました。時間は失ったとはいえ、少しでも作業を進めなければならんと思い、携帯電話を手に取りました。とある一本の電話をかける必要があったのですが、しかし私は一向に通話ボタンを押す事ができず、ずっと携帯と睨めっこをしていました。電話、とても苦手です。相手の状況もわからぬまま、相手の優先順位を奪うような行為。気心の知れた人や、企業相手ならば楽なのですが、そうでなければ中々、私には辛い作業です。

最終的に、ボタンを押すまで1時間を要しました。マジです。それくらい苦手なんです。相手はでませんでしたが、むしろそれにホッとしている自分もいてしまいます。本当に、苦手なんです、電話。

何もできず、何も得られず、ただラーメンを食らっただけでほぼ終わりそうな日です。こういう日もある、ってのは流石にもう知っているのですが、特大の虚無を丸呑みするようなこの感覚は、いつになっても心地よくはないもんです。

せめて、ラーメンが美味かった事が、今日の慰めであります。

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