2022/7/22
塾長のことば
小倉FUSEにて、イイジ塾、やっておりました。どうも塾長のイイジです。
質問を募集したり、精神論を流布したり、ライブのちょっとした小技みたいなのを話しながらライブをしておりました。普段のライブとは少し違う形でしたが、これはこれで新鮮で楽しかったです。「こういうイベントやらない?」とFUSEに言われた時はどうなるかと思いましたが、やってみれば中々、面白いイベントになったと思います。
ありがとうございました。しかしスーツでライブは2度としたくねぇですな。暑いし動きづらいし靴は硬いし、あれはもう。
私がバンドをやり始めた頃、先輩と呼べるバンドは結構いたのですが、音楽のジャンルがかなり違っていたり、我々のコミュニケーション能力不足により全く絡めなかったりで、胸張って「先輩です」と呼べるバンドはいませんでした。まぁ十数年前の小倉はメロコアやハードロックみたいなのの全盛期だったので、私が自ら一線を引いていたのもあります。今思えば勿体無いですが、今思っても気持ちはわかります。
ので、未だに「直属の先輩」みたいなバンドはいません。というか、歳上のバンド界隈の人間とあまり絡みがありません。ソウイチロウ君はFUSEに勤めているのでその限りではないですが、私はもう、お互い素性を知ってる以上の知り合いはあまりいないです。なので、たまにそういう方とお話をすると、何となく向こうも私をどう扱っていいか困っているような、そんな空気が流れます。こればかりは、私の、役得ならぬ役損ですな。
なのでね、せめて我々は、そういう先輩になれたらいいなと思っております。しかし世の中には、「先輩」に向いてるヤツと向いてないヤツがいて、どちらかと言うと私は後者なのですよな。後輩との距離感みたいなのを、測るのが下手なんです。こればっかりは才能だと私は思ってるので、結構どうしようもないかもしれません。
それでもね、何とか、先輩でありたいと思っていますぜ。頑張る、っていうのも何か違う気がしますが、昔の私が欲したような先輩、かつていて欲しかった先輩、そういう存在であれたなら、少しは昔の私も救われるってもんです。
まぁ何よりも、バンドを頑張ります。頑張ってねぇ先輩の言う事なんて聞くに値しないですからね。尊敬されたいとは言わないですが、「尊敬されている同族の歳上」のことを「先輩」だと私は定義しているので、頑張らなければならんです。頑張り、ます。