2023/7/25
昼頃、ふと通りかかった道に、「保護猫カフェ」なるものがありました。
表でこんな顔を見せられたら、もう写真を撮るしかありません。そして写真を撮ったら、何かしらお金を落とすしかありません。世の中はそういうもんです。こうして平日昼にひとり、保護猫カフェを訪れる成人男性が爆誕しました。町内でアラートが出てもおかしくない事案です。
まぁいいんです。中に入れば外からは見えませんしね。中に入って、アイスコーヒーしばきつつ猫達を見ていました。
たくさんの猫達と触れ合える空間でしたが、ほとんど眠っていました。私にとっては安くないお金を払っているので少し残念でしたが、寝ている猫を起こしてまで遊ぼうとするほど野暮でもないので、基本ずっと眺めていました。たまにゆっくりと撫でつつ、ただずっと眺めていました。
まぁ良いのです。近くで眺めているだけで可愛いもんです。きゅっと丸まって、寝息で胸が上下するのを眺めるだけで、時間がゆっくりになります。こんな小さな身体にも、ふわふわの毛皮の奥には骨も肉も内臓もあって、血液は循環して暖かく、確かに生命がそこにあるのを感じます。とても、不思議な気持ちになります。
猫は好きですが、猫カフェなんて滅多にいかないもんで、たまに来てみると楽しいもんです。やはり猫は好きです。しかし猫たちのために何かをできるほどの時間も財産も、私にはありません。非常に身勝手に楽しませて貰っています。その自覚はあります。
だからまぁ、懺悔をしながら生きてます。保護猫カフェにお金を落としたり、保護猫団体にたまに寄付したりするのが精一杯の私ですが、それでも良い事をしてるつもりは毛頭ありません。これは懺悔です。いつもすみません、と思いながら、小銭を投下しております。人は矛盾を抱えて生きている生き物ですが、せめて矛盾を抱えている事を自覚しておくべきなのですよ。いったい何の話なんでしょうか。どうしてこんなことに。
ぶっきらぼうな猫の横ですやすや眠る子猫。この2匹を見ながら、子連れ狼というか、もっと言うならSEKIROというゲームの狼と御子みたいだな、と思っていました。とてもほっこりします、ら