ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

総員満身創痍の総意

2023/7/26

昨日は深夜練習だったのですが、なんと深夜の2時からの練習だったので、正確に言うならば今日の練習でした。

私以外は仕事終わり、私はオフだったのですが、2時間近い運転から、しかも2時からのスタジオとなると、流石に全員が満身創痍での練習でした。こうなると、リズムが良くなくてもそれがミスなのかどうかもわかりません。なんなら全員創痍なので、「リズム良くないよ」と言っても、言ってる方の認識が間違っている可能性すらあります。混沌の音像がスタジオをのたうち回っていました。

それでも、今日この時間しかできなかったので、練習はせねばならんです。まぁ多分、実際はね、しなくても本番は何とかなるんですよ。なんなら、したところでそこまで段違いの演奏ができる訳ではないのですよ。演奏ってのは日々の積み重ねですからね、我々くらいスタジオを重ねていれば、1回で変わるものはそんなにないです。

しかしね、やはり練習はせねばならんです。技術はそうでも、精神の揃い方が違います。セットリストのさらいや、もちろん演奏もそうなのですが、全員で、この曲目で当日のライブに臨む、その精神を揃える事ができるのです。これがないまま本番を迎えると、当日はまず精神を揃える所から始めなければいかんのです。寝起きで仕事に入るみたいなもんですね。準備はきちんとしていかねばなりません。

次のライブは7/30、小倉のFUSEです。サポートのコージー、お嬢と共に、創痍ながらも精神は揃えました。練習時間は長くなかったですが、しっかりと顔を合わせる事ができました。あとは当日に発露させるのみです。どうぞ宜しくお願いします。

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練習終わり、車を起動させ、帰宅する頃には朝になっていました。出発の頃は暗かったのですが、少しずつ空が明けていく中、知らない町を走るのは中々楽しかったです。山の中を通りかかるとヒグラシも鳴いていて、とても心地よかったですね。

車を停め、エンジンを停止させると、もうすっかり明るい空の下、蝉々が絶唱をしていました。ゆっくりとアジトに戻り、皆が起き出す時間帯、ゆっくりと眠りにつきました。