ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

のらねことわたし

 

 

 

 

2021/11/26

のらねことわたし

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川べりにて、黒猫に懐かれる。耳が少し欠けているので、地域猫さんですな。顔はずんぐりしていたんですが、鳴きながらすりすりと身を寄せてきて、とても可愛かったです。最近では珍しいですな。

この辺りは、3年ほど前はドンみたいな黒猫がいたのですよ。かつての映像企画、「ノンフィクションの映像」にも映っていたアイツです。アイツ、いつのまにかいなくなっていました。住処を変えたのか、誰かに拾われたか、もしくはもういなくなってしまったか、私にはわかりません。少しだけ、幸せを祈る。

私は野良猫は好きですが、食事を与えたりはしません。その生に責任を持つつもりもないです。勝手に悶えて、勝手に癒されているだけです。実に勝手な人間だと、私も思います。

それでも、たまに懐いてくれるような奴がいて、撫でたりはしています。愛着だって、結構あります。どうするつもりもないですが、こいつらがどうにか、少しでも幸せな生を生きられますように、祈らずにはいられません。

一緒にベンチに座っていたアイツは、わしわしと私のジーパンに匂いを擦り付けると、また鳴きながら何処かへ行ってしまいました。アイツも私も、実に勝手な奴だと思います。