ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ノンフィクション、飛ぶ。

2023/11/29

朝は7時に起きまして、お湯を飲みバナナを食らう。加えてパンを2枚食べ、コーヒーも胃に注ぐ。過度でない限り、今日は入れ過ぎということはないです。入念に胃を整えていきました。

重い荷物を担いで、いつもとは違うハードケースのギターを片手に家を出ました。霜月終わりの朝の空気はとても冷たい。基本的に朝の世界にはいないバンドマン、通勤や通学という光景を久しぶりに見ながら駅へ。そのまま電車で空港へと向かいました。本日はいよいよノンフィクション、東京へと向かいます。

私は単身空港に着、ソウイチロウ君とコージ君は車で小倉より向かって来ます。駐車場で合流し、荷物を詰め詰め。バンド機材や物販を持っていざ空港へ。他は知りませんが福岡空港は結構に広く、重い機材を抱えながらエンヤコラと駆けていました。なにせ飛行機。ちょっと手続きが遅れただけで忘れ物みたく取り残されてしまいます。全人類の伝家の宝刀「すみませんちょっと遅れます」も機構が相手にゃ通じません。時間制限付きの、しかも慣れてない行程にピリつきながらも、何とか無事にゲートを通り抜けました。飛行機、これが良くないところです。ピリついて道中が楽しくないのですよ。猛省を促す。

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4年ぶりの飛行機に搭乗。幾人もの人を乗せた機構の鉄塊は、今回も無事に空を飛びました。何でこんなものが飛ぶんですかね。私は未だに理解をしていません。凄すぎる。

安い航路で狭い機内の1時間半なんて、ただの移動時間でしかありません。少し眠り気がついたら東京に着いていました。東京まで1時間半ですってよ。速すぎませんか。車なら15時間くらいかかるんですよ。私は未だに理解をしていません。

 

さて到着。東京と言っても成田なので、移動にまた時間がかかります。長い電車の旅ですが並ぶ座席が一向に開かず、ほとんど立ちっぱなしで再び1時間半、窓から見える東京の建物の多さに感嘆しながら、やっとこさ吉祥寺に到着しました。

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吉祥寺、昔、それこそ4年前一度来た事がありますが、4年前に一度来たくらいの街など、方向音痴である私が覚えられるわけはありません。ほとんど初めまして吉祥寺。とりあえずは飯を喰らおうと、すたみな丼を血肉にしていました。ソウイチロウ君は東京にハシャイだのか油そばまで頼んでしまい。しばらく箸が止まっていました。「満腹になると人は飯を「視る」」という話は本当だったようで、タレの絡んだグルテンをただじっと見つめていました。

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結局は私が全部食べました。

 

時間となり、予約をしていたスタジオへ。東京2日のサポートベースをお願いしている坂梨とも合流し、お互いの人生を調律させていました。

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彼が福岡でPARAVOXやらa perfect day for apple deerやらやっていた時期も、もう随分と昔になりました。あの頃よりお互い歳も重ね、彼は今では髭の似合う、東京のナイスガイです。ベースの腕前も衰えておらず、4年ぶりの再会ですが、会って5分も話せば昔の感覚になりました。そういう人がいてくれることが、ありがたいですし、とても嬉しい。

練習を終え、坂梨とは一度別れ、我々3人は適当な仮宿を探し当てて雪崩れ込みました。飛行機やら電車やら、重い荷物にスタジオも絡み、とても疲れました。とはいえライブをしたわけではないので、ギリギリと余力を使ってブログを書いておりました。今少しでも書いておかないと、帰って来て4日分書くのは骨が折れます。肉も裂けます。内臓も裏返ります。書けてよかったです。

とにもかくにも我々はこうして、4年ぶりに東京の街にやってきたのです。明日はノンフィクション、吉祥寺PlanetKにてライブです。頑張り、ます。

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