ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

掃除の相似

2023/12/11

今日は休みでした。遊びたいことは数知れず、やるべき作業は数知れず、何をするかと迷った末、なんと部屋の掃除をしていました。我がテリトリー内の塵芥を追い出していました。

やるべき事を差し置いて掃除をするのは、期末試験とかを思い出しますね。試験前の掃除、異様なまでに楽しいですよねアレ。背徳感すら覚えてゾクゾクします。試験終わったらもっと深く掃除しようと思って、終わったらしないのですよな。懐かしい話です。

ゴミを片付け、モノを動かし、あとはもう本の移動です。よく見れば部屋に溢れる本、本、本。本棚はもうパンパンだというのに、毎月のように増殖していきます。「本を売る」という行為が人生に馴染みないので、買った本はすべて部屋に溜まっています。多分減らすべきなんですが、読んだ本はなるだけ持っておきたいですし、読んでない本はいずれ読むかもしれません。そんな考えなので、ただただ本は増えていき、紙とインクの質量で部屋は圧迫されていきます。

とりあえず本は積み、重ねてでも本棚にぶち込み、床と棚を開けました。溜まりに溜まった段ボールのガラをバラし。使わないモノは思い切って捨てる。部屋がどんどん空いていくのは気持ちいいもんです。掃除は良いですよな。良いのはわかっているんですが、何せ面倒ですしね。中々着手できません。あと普段が部屋は散らかっているので、ひとたび掃除をしてしまったら、所定のところに所定のモノがなく苛立ちが募ることがあります。そう、実は散らかったように見えますが、実は合理的判断でモノを置いているだけなのです。そういう言い訳でもう何十年も私は戦っています。

2時間ほどで、部屋はかなり綺麗になりました。いいですね、心が洗われるようです。掃除は人生に効きます。これはマジでそうです。綺麗な部屋で過ごせば日々少しずつ、精神の安定がもたらされます。私はもう「若さ」みたいなバフを失ってしまったので、こういう所で細かくポイントを稼いでいかねばならんのです。昔はそんなんどうでもよかったのですが、今はこういうのも命綱になりかねません。運動とか、食事とかと一緒に、気をつけねばならんのです。

掃除も終えて、部屋も心もスッキリしました。これだけで今日に満足してしまっているのは、試験前から変わりがなく笑ってしまいます。やる事、きちんとやりましょう。