ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

11月20日 ストリートとストーリーと

朝は6時50分に起床。

昨夜は寝るのが遅かった。何をやっていたかというと、遅くまでゲームをしていた。睡眠時間は5時間かそこらか。

なのに、何故、良い寝起きなのだ。何回も言うけど、このメカニズム、全然、わからん。

 

まぁ、寝起きが良いのに文句をいうことはない。水を飲み、バナナを食べ、実家より授かりしおにぎりを食べる。気怠い時間を浪費したら、いざ出発。アコギを持って、事務所を出る。

そう、本日はバイト。からの、夜には路上で弾き語りをする予定である。

11/20、「112」「114」みたいに数字が揃う日を「イイジの日」とし、そのすべてで、何処かしらで歌う「ヒズミ徘徊」という企画である。我ながら、阿呆だとは思うが、言ってしまったからにはやらねばならぬ。

路上は、ほとんど、した事がない。過去にちょっと手を出そうとして、恥ずかしくてやめてしまった。今日は、できるのか。わからんながら、とりあえずバイトへ向かう。

空は晴れ。しかし、寒い。非常に寒い。

 

駅から電車から街からバイト先へ、倉庫にこっそりアコギを置き、着替えてタイムカードを押す。暇でありますように。祈りながら、洗い物に向かう。

仕事は、それなりに、暇であった。しかしこの店は、近いうちに業務形態が変わる。勤務人数が、すこし減るらしい。その分、少し店は自動化されて便利になるのだが。

人が減り、単純に労働が増えるのも嫌だが、形態が変わって人間関係が揺らぐ方が私は怖い。ずっと言っている「やめどき」が、いよいよ来たかもしれん。いや、たぶん、やめないなこれは。

数時間後、無事にタイムカードを切る。お疲れ様です。私はそのまま漫画喫茶のブースに入り、夜まで時を潰す。少し寝て、刃牙を読む。死刑囚編、みんな詰め甘すぎひん?

パソコンも持ってきたので、動画も作る。11月4日の四次元「その男ソウイチロウ」を編集する。あぁ、楽しい日だったなぁこれ。So NoN FiCTioN、いいやん。ニヤニヤしながら、素材を切り刻む。

 

さて、ぼちぼち、時間である。ヒズミ徘徊、路上に出て、歌う時である。ブースを片づけながら、もう緊張している。コーヒーだけ飲んだら、アコギを持ち、店を出る。

 

警固公園に着く、少し寒い、人が多い。人が、流れていく、この中で歌うのか、私は、え、歌えるのか、私は。

勇気が出ない、というか、身体が拒否している。いいのか、歌って。歌っていいのか、いや、ダメだろ。許可もとってないし。いや、許可なんてみんな取ってないだろうけど。

予定していた20時を過ぎた。私は、まだ携帯をいじっている。え、嫌だ、帰ろうかな。「すみません無理でした」から始まる文言を考え始める。

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しかし、なんとなく、座り、なんとなく、ギターを出して、なんとなく、弾いてみる。あ、うん、できないことは、ないか。なんとなく、始めてみる。よし、なんとか、なりそうか。

しばらく歌う。少し慣れてきたら、知り合いも観に来てくれる。ありがたい。歓談を挟みながら、しばし、歌う。

1時間くらい歌って、終わらせる。ありがとうございました。天神の皆様、お耳汚し、失敬です。片付け、見てくれたお客さんに礼を告げて、帰る。

これが私の、路上初体験である。今の気分は、悪くない。歌いながら、これは練習にもなるな、と思った。よしよし、良いじゃないか。

 

駅から、電車に乗って、街から町へ帰る。電車の中では、ブログを書く。

そのまま実家へ赴く。実家にて、夕食と入浴を頂く。風呂を上がったら、バカリズムカズレーザーが料理をする番組を家族で見ながら、ブログを書いて、今。

帰ったら、寝たいが、どうだろうね。何か作業か、遊びか、するかもしれぬ。いや、寝ようか。