ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ある呪い

2024/10/22

日々の運動、ギターの練習、崩壊しない程度の掃除と洗濯。腹が空けば食事を作りキッチンを洗い、冷蔵庫が空けば買い物へ。偏食のない品々を買い、暴食の欲求は適度に抑える。ゴミはちゃんとまとめて、虫が湧く前に期日に捨てる。定期的にボられる、支払うべきお金の工面と調整。寝る前には歯を磨き、全身の筋を伸ばす。もうこれだけで一日が終わらんばかりの勢いです。生きるというのはなんと大変なことか。

別にただ生きるるだけで良いのなら、ほとんどをサボっても何とかなります。現に私も結構サボっていますが、それでも元来の妙な真面目さが響いて、いわゆる「丁寧な暮らし」への推進力はそれなりのモノがあります。まぁ見る人が見れば大したことのない内容でしょうが、平均して見れば結構頑張っている方じゃないかと思っています。

日々、結構な精神力を割いて頑張ってはいるつもりですが、これでどれくらい生活が良くなっているかはよくわからんものです。失って初めて気づく系のヤツだとは思うのですが、現在に実感がないのは困ったモノです。

やるべき事は死ぬまであります。きちんと生きたいならさらに倍増します。いっそのこと、きちんと生きられない人間ならば楽だったのでしょうか。それはそれで苦労が待っている気がします。適度にサボりながら、やっていくしかないのです。真面目というのも呪いみたいなもんです。結果的に益が多いだけの、自分の意思が捻じ曲げられる、これは立派な呪いですぜ。