ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

2月7日がくしゅうそうちが欲しい

朝。起床は6:45。

昨夜は特に何もしていないのに、無駄に1時まで夜を更かしてしまった。一昨日の夜そうだった。気怠さのデジャヴを全身で感じる。

学習をしろよ、わたし。

 


しかし、1時寝を夜更かしと思うようになるとは、私も歳をとったもんだぜ。

10年前、大学生の頃は1時寝が早寝だったというのに。

もう30近いとかね。ギャグかよ。

 


とりあえず、半覚醒でお湯とバナナ。

後におにぎり、味噌汁、納豆を喰らう。揃い踏む和の朝食に日本の夜明けを感じ、着替えて出勤。


自転車で行こうとも思ったが、眠い。そして昼から雨という予報を言い訳に、地下鉄にて向かう。

クレバーを気取って、その実、易きに流れていくこの姿勢。学習、しろよ、わたし。

 


バイトである。

今日も今日とて、猟奇的な闖入者達による血の祝祭を営業スマイルで潜り抜け、人生を時給に変換していく。

途中、私の給料、時給が上がるかも、という話があった。

嬉しい、嬉しいが、正味10円20円上がってもなぁ、とは思う。私の人生、1時間870円だからなぁ。29歳現在で。つらいもんだぜ。

 


まぁ、私の人生が安いのも、巡り巡ってだいたいは私の実力不足なわけで。

仮に私が米津玄師であったならね、そんな時給な訳がないので。

米津玄師、年下なんだよなぁ。あぁ、嫉妬しかない。


まぁ、時給があがるのは、嬉しいのですがね。

まるで勤労に精をだしているかのように立ち振る舞い、職務をこなす。


バイトを終える。

外に出ると雨が降っていた。

自転車で来なくて正解であった。

帰るのがちょっと面倒くさくなるが、私の人生も、捨てたものではないないな、と思った。

ミスタードーナッツでドーナツでも買い、食べながら帰る。

 


帰宅。

コーヒーをぐびる。

さぁ本日も仕事といこうか。

バンド関連の仕事を自宅でやる。ある意味在宅ワークですな。がはは。

 


しかし、ヤバイくらいに眠い。

こないだ録音した音源を確認していたが、轟音とは裏腹に脳味噌がまるで駆動しない。浮遊感が止まらない。ロマンティックは止まる。

音源がいい出来なのはわかるが、他には何も確認できたもんじゃない。

 


作戦変更、少し眠る。

そういえば、連日寝不足であったな。

結局ここで眠ってちゃ、睡眠削って仕事してもあまり意味はないなこれ。

やはり、早く寝るに限るのやもしれぬ。


開き直り1時間ほど睡眠に回す。

スッキリとはしたが、根本が揺らいでいるのを感じる。あ、これは、無理なやつやな。

 


とりあえず、夕食を頂きに実家へ。

爬虫類の話をしながら、食べる。

ワニとか、一回食べてみたいよね、という話をしながら、食べる。

 


食べたのち、やはり、調子が良くない。

入浴が遅れ、その結果いろいろと後ろ倒しで遅れていく。ついでに、飼い猫のさくら嬢も私に構ってくれない。噛んではくるが構ってはくれない。悲しい。


事務所へ戻る。

疲れはたまっている。

たまっているが、少しだけ、少しだけ仕事をする。

この少しが、翌日以降結構大きなものになることを私は知っている。

しかし、この少しを足していくことで、いずれ体調が崩壊することも私は知っている。

つまりまぁ、ジェンガみたいなもんである。

 

少しだけ、積めたので、そろそろ諦めて、眠る。

 

「早く寝る」と言った日に限って、そんなに早くなかったりするよね。結局いつも通りだったり。学習したいよ、わたし。


ここで早く眠れる人間が、成功するのか。ここでギリギリまで無理をする人間が、成功するのか。私にはわからん。


だからまぁ、ほどほどで、ゆこうと思う。

「学習できない」ことを学習して、「学習できなくても行ける方法」を模索していこう。


ほどほどに。ゆこう。