ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

3月16日 散歩すすんで意図はなし

いつものごとく目覚める。

朝は7:30である。朝日を浴びながら、お湯、バナナを下す。

 


さぁ、今日も作業、作業。

さぁ、見てる人には申し訳ないが、多分しばらく、同じような日々が続く。

 

自分でも、連日同じ内容というのは、エンタメ的に良くないのはわかってる。しかし、そもそもこれは売れないバンドマンの生活を見せるためのブログである。ブログの面白さのために生活を変えることは本末転倒である。

申し訳ないがしばらくは、続くぞ。

 

さて。
さぁて、今日も動画を切り刻むぞー。

「ノンフィクションの映像」を続々と作らねばならぬ。

 


「ノンフィクションの映像」というものは、2週間分の映像を、30分程度にまとめて編集し、お送りしているものである。


すでに4本ほど発表して、なんとなく行程が読めてきた。

 


動画をパソコンに入れてカット、2日。

合間に展開などを添え、全体を揃え、2日。

字幕やナレーション入れで、1日。

 


くらいになっている。

そう、5日もあれば、作れる。

逆に、5日もかかるのは、ヤバいやもしれぬ。

 

しかも月に2回あげるので、今年の3分の一は映像編集に消える計算である。

ヤバい気がしてきた。いずれ、調節をせねばならんやもしれぬ。

 

さてさて。
ジャックのごとく切り裂いて、作業はすすむ。昨日サボった負い目もあってか、作業への取り掛かりが早かった。よいテンポである。

ひと段落したので、一息を入れる。

 


とりあえずは、昼食。

昨日買ったパスタソースで、明太子パスタ。それに卵黄を乗せ、味噌汁と納豆を添えて、フィニッシュ。充足感に満ち満ちる。


しかしこの充足感、このまま部屋で消化していたら精神的に胃もたれするので、それはいかんと、とりあえず外に出る。


何をしようかとも思ったが、天気もいいので、散歩がてら、本屋まで行くとする。

 

 

 

外は、まだ少し風が冷たいが、確かに暖かい。

公園に通りかかると、子供らの歓声と、春の匂いがしてくる。


春の匂い、比喩ではない、試しに公園に行ってみるといい。冬に忘れた、あの匂いが、確かにそこにある。


遊ぶ子供らを横目で見ながら、風体は完全に不審者然とした私、さらに歩く。

 


また別の公園に通りかかる。

こちらには子供も、誰もいなかった。

この公園とさっきの公園に差があるのかは知らんない。少し寂しいが、しかし穏やかさがあった。しばらく園内をうろつく。

 


公園内に、鉄棒があった。

懐かしさのあまり、握ってみると、手の平から感情がこみ上げる。ざらついた鉄の感触と、無機質な冷たさ。そういえば、こんなんだったな。

 

思い出す。
ジュブナイル時代の私は子豚のように太っており、運動神経という概念が存在しなかったため、鉄棒も当然のように苦手であった。逆上がりが、まったくできなかった。

 

 

逆上がり、か。
今なら、いける気がする。


財布と携帯をポケットから出し、適当な草の上に置く。

鉄棒を逆手で握りしめて、いざ、駆ける。蹴り、上げる、腕を、引く。うん、ダメ、でした。

 

うん。
ダメでした。

財布と携帯を取って、公園を後にする。

運動神経など、知らぬよ。

 


さて、忘れていた目的地、本屋に着く。

実家から歩いて10分くらいにある、中型の本屋である。この本屋は、物心ついた時から、ずっとお世話になっている、漫画も、小説も、参考書も、CDまで、大体ここで買っていた。


自動ドアをくぐると、馴染みの空気感が迎えてくれる。本棚の配置は変わったが、この視界感は、変わらない。

本屋業界も不況であろうに、まだ稼働しているのはとても嬉しい。

続いて欲しいもんだ。

なるだけ、本はここで買うようにしている。

 


しかし、目当ての漫画がなかった。発売日はもう少し先だそうだ、ガッデム。

適当に一周したのち、戻る。

 


散歩というものは、楽しいし心地良い、考えが捗るし、最強なのであるが、やはり、程度は、ある。

あまり知られていないが、歩きすぎると、なんと疲れる。とても疲れるのである。

億劫な帰り道を鼻歌で誤魔化し、事務所へと戻る。

鉄棒の公園では、何人かの子供が遊んでいた。

 


さて、作業を再開す。

順調に動画を切り刻み、あらかた終える。

ここで、終えた気の緩みが、そのまま堕落につながらんとする。これはいかんと、コーヒーをすすり、別作業へ移る。

 


昨日塗りを仕上げた販売のTシャツにアイロンをかけ、完成させる。畳んで、包装し、封筒に入れ、印刷しておいた宛名を貼る。

結構な手間である。しかし、お金をもらっているのだ、しっかりと、やらねば。

 


気づけば夕。

Tシャツ入りの封筒をポストに入れ、実家へ。

 


夕餉をいただく。ありが、たし。

 


風呂ももらい、事務所に戻る。

ここで終わらないのが今日の私の凄いところ、って言いたいがために、作業をする。

放置していたバンド費の計算。終わって後に新しいCDのジャケットを大体整え、友人らに送り、意見を伺う。

 


やる事を、ポンポン終わらせていくと、楽しいのだよなぁ。バイトは上がりかけが一番テンション上がるのに似ている。

 


さて、23時を回ったので、ブログを書き始める。終わり次第、寝るだろう。


このくらいの作業量を、毎日できれば、いいのになぁ。いや、全部自分次第なのだけれど、ねぁ。

 

 

明日も、やる気ガチャが当たりますように。