ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

5月16日 叙情の奇妙な冒険

朝は7:20に起床。ぐおお、身体が重い。

また昨日はハシャいで、3時前まで仕事をしてしまった。睡眠時間は5時間もなし、やはしこれは、人間がしていい休息ではない。人体として、ヤバさを感じる。

しかしまぁ、時間は時間である。本日は、小倉で演劇の練習である。バイトはないが、出る時間はそんなに変わらない。水を飲み、バナナを喰らい、ギリギリまで、目を閉じておく。

 

時間が来たので、家を出る。朝日を浴びる、やはり身体は重い、頭は回らない、が、それでもバイトよりは、気が楽である。しんどいが、金もないので、自転車を漕ぐ。鼻歌を念入りに歌って、街を目指す。

 

街に着く。駐輪場に愛機を止め、バスセンターを目指す。時間がギリギリなので、走る。何故か最近私がバスに乗ろうとする時、いつも走らねばならぬ。何故だ。

息を切らしながら、バスに乗り込む。睡眠不足もあり、目を閉じたら一瞬で意識は消える

目を開けたら、北九州であった。所定の場所で降りて、いざ、予約をしている最寄りの市民センターを目指す。

ふと、携帯を見る。バスの中で消沈している間に、連絡が入っていた。所用で、集合が、結構に遅れるようである。ぬぅん、マジかい。

まぁまぁ、仕方なし。市民センターに連絡を入れ、時間をずらしてもらう。少し空いたので、ソウイチロウ君宅へ行き、道中買ったパンを食う。その後は、少し、眠らせてもらう。ある意味では、眠れたのは良かったかもしれない。

その後、目を覚まし、演劇のメンバーであるりんごちゃんと合流し、市民センターへ入る。

さて、会議室を借り、「ラブレター」というゲームで少し遊んだ後、演劇の練習に。出来る分の、台本を読み合わせる。本日はまだ練習2回目、台本もできていない、メンツも全員揃ってないという事で、出来ることは少ない。が、やるとやらないでは、雲泥だろう。やる。

我々が棒読みの中、やはり役者歴のある、りんごちゃんの語感は凄い。演劇人と共に何かをやるのは久しぶりだが、このオーラ、圧は久しぶりに受けた。圧を受けて、我々も、少し気が入る。良いね、良い。演劇の醍醐味みたいなのを、思い出す。

 

2時間ほど過ごしたのち、練習を終える。うむ、楽しかった。練習が、楽しい。これはとても大事なことだ。「まだ楽しい」かもしれんが。

ソウイチロウ君運転の元、りんごちゃんと私は小倉駅で降りる。りんごちゃんはそのまま帰宅。私はせっかくなので、駅近くのボードゲーム屋に赴く。目的の一つがあったので、買う。買っちゃう。買っちゃう、よね。そんなに高くないし。電子マネーで割引もあったので、罪悪感も、減る。

ホクホクでバスに乗り、福岡へ戻る。道中はまた、眠る。

 

福岡である。さて、どうするか。身体は疲れている、このまま自転車を漕いで帰ったら、自宅では何もできぬだろう。このまま、街で作業をしよう。バイト先に向かい、置かせてもらう。

が、そこまで、であった。身体も脳も、やはり動かぬ。動画作業も台本書きも、できぬ。ツイッターを眺めるだけで時が行く。こういう時は、ホントできん。仕方ない。告知のDMだけ送らせてもらい、仕事をした事にする。同僚に礼を告げ、店を出る。

また、自転車を30分、街を刻む。時間帯が素晴らしかった。薄暮れて青色の街を、街灯が照らしている。良いね、良い眺めである。春の気温と、適度な疲労も相まって、やけに叙情的な気持ちになる。すべてが美しく、見える。あぁ、こういう日には、音楽なんて、いらないよ。

 

叙情を運んで、そのまま実家へ。飯を頂く。こういう時の飯は、泣くほどうまい。

また今日も構ってくれないさくら嬢に悲しみつつ、実家を出る。ぬるい夜、川辺にクビキリギス、うむ、叙情はまだ続く。事務所について、そのまま、ブログをしたためる。

 

この後は、さすがに動画をつくらねばならんな。眠いが、やろう。やって、寝よう。