朝は9:30に起床。うむ。目覚めは悪くない。
昨夜はまた、夜を更かしてしまった。しかもタチが悪い事に、「業務しよう業務せねば」と思いながら何もせず、ユーチューブによって削られた、そんな夜である。とても良くない、とても悪い。
こういう日の、朝が大事である。やらねばならん、動かねばならん。とりあえず、水を飲む。朝飯を食べようと思ったが、また眠くなるので、味噌汁だけにしておく。そのあと、動画製作を始める。
やはり昨日の負い目があるのか、普段よりはペースよく進む。切っては貼って、調節して、精神を使う単純作業は、正味、とてもつらい。
とりあえず、ひと段落。体を伸ばし、コーヒーを淹れる。外を見るともう、夏の色をしていた。外出したい気持ちを抑えて、動画作業に戻る。
ひと段落。昼も過ぎたので、昼食にしよう。昨日実家よりくすねたいなり寿司と、同じくくすねたパンを食べる。ラインで届くデリバリーのセールが、私の食欲を刺激するが、宅配ピザなんぞ食っている余裕はない。納豆を添えて、炭水化物を腹に詰める。
その後、もう少し動画をいじったのち、少し外に出る。あまりにも天気がいいよ、素晴らしい。外出しなけりゃバチが当たりそうだ。ドアを開けると、室温よりも膨らんだ空気が部屋に流れ込む。暖の季節である。
さて、何をするか、暖かさが少し強いので、アイスを食べるのもいいだろう。食べながら散歩をして、川辺のベンチにでも座ろう。コンビニに向かおうとし、思い立ってスーパーに足を向ける。
しかし私は阿呆なので、スーパーの袋には、アイスと卵、納豆も含まれていた。散歩するつもりじゃなかったのか?袋が邪魔であるし、さすがにこの温度、卵を屋外で放置しておく度胸はない。アイスを食べなら、事務所へと戻る。
戻ったら、また外出するのも、億劫になる。もういいや、また、動画作業を始める。うむ、今日は結構、私は作業ができている。昨夜の事は許してやってもいいかもしれない。適度にサボりながら、工程を進める。
夕方も近くなってきたところで、ラインにて連絡が入る。about a ROOMのリョージくんより、飲みの誘いである。友人宅で宅飲みをするらしい。作業もあるので迷ったが、飲みなんぞ誘われる事が滅多にない私、行く事にする。
集合は遅かったので、荷物を整えて、先に実家へ、飯をもう頂いておく。宅飲みなので、恐らくそこまで飯はないだろう。後の面倒のために入浴まで済ませ、実家を出て自転車を走らせる。
街に着くと、アバウトりょーじ、イベンターのしゅん君もいた。後に合流する、the gofuku townのけんじろうと、共に同い年である。同い年はもう、そんなに多くないので、居るだけで嬉しい。自分の存在が、少しだけ許される気がする。
やいのやいの言いながら、スーパーで買い物をする。その姿は、大学生でしかなかった。久しぶりだなぁ、このノリ。見るのは嫌いだが、中に居るのは嫌いではない。「ムジカク猩々」という曲でも歌っている。
自転車を転がして、しゅん君の家に、阿呆のように思い荷物を持って、エレベーターで部屋に。あた、懐かしい。どこまでもこれ、大学。
けんじろーは料理を始め、残りは部屋で談笑をする。長い付き合いになった同い年は、気を使うとか、そういう概念から根本から消失する。「キッチン狭いな!」みたいなのを、笑いながら言い合えるのは、とても心地よい。
けんじろーの料理に舌鼓を打ちながら、飲みを開始する。私はまぁ普通に飲めないので、コーラを飲む。私はね、飲めないし飲まないし、飲みたくもないし飲む必要もないのだ。覚えてくれると助かる。
まぁ談笑、まぁ談笑である。適当に話すだけで、まぁ楽しいもんさ。そのくらいには、気心の知れた仲である。歯車が噛み合うように、時は加速していく。
アコギを弾き始めると、次第に自分のスタイルの披露宴になっていく。普段自分がこうしている、というものを説明していく。珍しい、飲み会で、音楽の話になるなんて!いやホント、めちゃくちゃに、珍しい。けんじろーの王道な進行と、リョージ君の洒落た進行と、私の不気味な信仰が、八畳間にて会合する。
少ししたら、ボードゲームの時間である。けんじろーの持ってきた2つ、「インサイダーゲーム」と「犯人は踊る」をやった。私も持ってきたが、出番はなかった、ぬぅん、少し寂しい。
その後は、飲み会終盤特有の、大事な話と無駄な話を眠気と飽きで割ったようなグズグズな液体を、飲むもんがないから飲む、といった様相。カテゴライズするなら無駄な時間だが、私は嫌いでは、ない。
この時間は、とても不思議だ。飲んでる奴も飲んでない奴も、誰もが酔っていて、誰もが素面にもなる。広くて狭く、深くて浅い。なんとなく、開戦前夜ってこんな感じなんだろうな、とも思う。深い意味はない。
結局、4:30頃、それにも飽きて、お開きとなる。ここから30分、自転車を漕ぐのは拷問だ、しかも外は雨が降っている。どうしたものかと思っていたら家主のしゅん君の「泊まっていく?」という言質を取る。ありがたく、甘えさせてもらう。というか、結構初めから、そのつもりだったのだ。頼むぜ同い年。
ソファーを借りて、一応アラームだけかけて、姿勢をほどいて態勢に入る。しゅん君と少しだけ話をして、眠る。
不思議な、1日であった。