ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

7月4日 地獄変

朝は9時、ソウイチロウ宅にて、起床。

だが、地獄。身体が重い、頭が回らぬ、起きれぬ、動けぬ、なんだこれは。

昨日は、朝バイト、からの夕方バンドの長時間練習であった。確かに動いたは動いたが、夜はそこまで更かしていない。7時間は眠ったはず。なのに、何故、何故だ、身体がまるで動かぬ。

今日はこれから演劇の練習である。だが動かぬ、時間が来ても動かぬ、ソウイチロウから尋ねられても、また動かぬ。なんだ、これは。

 

諸事情で奇跡的に開始が遅れ、30分の延長。

 

「もう少しだけ、眠る。すると、だいぶ気分が良くなってきた。起き抜けて、シャワーを浴びて、まだ少し余裕があるな。なんとかなったぜ。」

という夢を見ていた。マジである。ソウイチロウ君の声で飛び起きる。びびった。体調は、未だ、最悪である。損をした気分だ。意識を無理やりベッドから引き剥がし、荷物を持って、そのまま車に乗り込み、演劇の練習へ、市民センターに向かう。

 

市民センターにて、あきら君、りんごちゃんと合流。さて、練習である。まずはボードゲーム。「はぁって言うゲーム」をやる。文字通り、「はぁ」って言うゲームである。ただ、その「はぁ」が、落胆の「はぁ」なのか、疑問の「はぁ」なのか、当てるゲームである。発想が面白い。笑いながら、場は温まる。少しは眠気も覚めてきた。

 

さて、柔軟をしたのち、練習に入る。現在、第三幕までできているが、第一幕の内容を、ひたすらに詰める。流れ、言い方、テンション、テンポの速さをバンドでお馴染みBPMで表しながら、同じ場面を何度も繰り返しながら、詰めていく。少し言い方が違うだけで、その後の流れも全然変わってくる。そして次の練習まで日が空くと、もう前のテンポを忘れていたりする。演技、難しいものである。フレットがある分、ギターの方がマシかもしれぬぞ。

何とか、ギリギリで一幕を詰め終えて、センターを出る。外はとても良い天気、夏を感じる。今後の練習日程を話し合って、解散。

 

さて、明日は小倉でライブである。このまま、小倉で滞在する予定であった。しかし、朝の地獄を体感して、これは自宅でゆっくり休んだ方がいいのではないかと思い直す。幸い、明日の入り時間は遅い、ひとり高速バスに乗り込み、福岡へ戻る。

 

昼過ぎ、福岡に、着く。腹が減った。しかし、予定外の福岡帰還により、交通費が現在かさんでいる。高いものは食べられない。安いラーメン屋で麺を進む。まぁ、元から高いものは食べられないが。

 

豚骨を投入して、悪くない気分にて、そのまま電車へ。事務所に戻る。

少し休んだら、パソコンにて、動画の編集に入る。動画もそろそろ仕上げねばならん。切ってある動画を繋げに繋げて、カタチを作っていく。やはり今回も時間の都合上、面白いシーンでもカットせねばならぬ。つらい。

サボりながら作業を進め、何とか繋ぎ終える。あとは、字幕を入れれば完成、なのか?6月後半はライブも少なかったので、これまで以上にデスクワークが多い。大丈夫なのだろうか。

 

その後は演劇のフライヤーを少し製作する。こちらも、そろそろ、急がねばいかん。骨組みはできているのだ、あとは、埋めるだけのはずだが、もう少しかかりそうだぞ、くそ。

 

いつのまにか、夜。とても疲れた。実家に戻らず、作業をしようと思っていたが、もうこれ以上作業ができそうにない。そして、良い食事が摂りたい。連絡をして、実家に戻る。残り物ではあるが、事務所で作るよりは4桁くらい違うクオリティの飯を、感嘆符と共にいただく。

入浴までいただき、居間にてゆるり、兄とも話しながら、そのうちにブログを書き始める。そしていかん、両日中に間に合わなかったと詫びを入れながら、今、書き終える。

 

これより、事務所へと戻って、多分もう、眠る。だろう。

明日はライブだ、頑張らねば、ならぬぞ。