ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

12月1日 青い演縁

朝は11時、車のドアが開き、目覚める。

開けたのはソウイチロウ君である。「あぁ、そういうこと」という言が、全てを察している。

これから仕事に行くという。私は、やっとこさ部屋を貸してもらい。部屋でまた、眠る。

 

14時頃、改めて、起きる。

適当に目を覚ました後、袋麺を茹で、食べる。準備をして、部屋を出る。

本日は、演劇を観に行く。町を歩いて、モノレールに乗り、平和通りへ。会場であるギャラリーソープを目指す。

途中、小雨が降ってくる。濡れるのと面倒臭いのはもちろん、バッグに入ったボードゲームが濡れないかが一番の心配である。

 

ギャラリーソープに着く。ここは昔から、ライブや観劇でちょいちょいの頻度で訪れているが、不思議なほど、あまり縁のなかった場所である。

入場料を払い、知り合いに挨拶をしたら、席に着く。そして演劇が始まる。ブルーエゴナク「愛のえんえん」である。今書いて思ったが、タイトル、いいなぁ。「延々」じゃなく「えんえん」なのが、素晴らしいよね。

 

ブラーエゴナクの作品は、いつも不思議である。不気味であると言ってもいい。別に超常現象が起こるわけではないのだが、何となくの日常の中に、違和感がシミになってるような。作品ひとつとして、全貌が捉えられるものがない。

その不思議で不気味な世界を、凄く人間臭いキャラクター達が生きている。その雰囲気は、唯一無二だと思う。面白い。

だが、私はそれなりにエンタメ原理主義者であるので、最近のエゴナクの、エンタメ減量気味の作品は、やや不服ではある。や、それでも凄い作品なのだけれど。

個人的には、脚本穴迫くんの書く「どうでもいい会話」が好きだったりする。過去には、「ピノとパルムの食感の違い」とか「空耳で歌った英語の歌詞の食い違い」とか、そういう会話が随所にあった。

脚本、今年は自分で書いてみたが、そういう「どうでもいい会話」を書くのはとても難しい。どうしても、必要なものだけになってしまう。

 

終演後、穴迫くんとしばらく談義、 言って彼とも、それなりの縁である。春くらいにボードゲームやろう、という話をして、別れる。

外は雨、来た時より少し強くなっている。バッグを守りながら、バス停へ。高速バスに乗り込む。

バスの中で、昨日やって面白すぎたボードゲームドミニオン」の戦略を調べる。そのあと、昨日のブログを書く。書き終えたら、少し眠る。

 

目が覚めたらバスセンターであった。バスを降り、電車に乗り込む。電車内では、またブログを書く。今日の分である。めんどいよぉ。

この辺で、サポートBa.お嬢より「明日のセットリスト教えてください」との連絡がくる。考えながら、またブログを書く。

雨降る中、屋根をたどりながら、実家へ。そのまま食事、入浴を頂く。さくら嬢に何度か噛まれたら、バナナをもらって、事務所へと戻る。

戻ったら、考え抜いたセットリストを送り、ブログを書き始めて、今である。

この後は、明日のために、品切れした顔面手ぬぐいを、追加印刷せねばならん。眠気よ、もうすこし、待っておくれよ。