ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

12月2日 真化論

朝は12時に起床。

結構寝たので、寝起きは悪くない。水を飲み、バナナを食べる。水がそろそろ、冷たくなってきた。

本日は、福岡にてライブである。入り時間は遅いので、少し作業をする。昨日刷った新聞紙フライヤーを、チョキリチョキリと、切る。

パンに卵を乗せて、焼く。かじりながら、パスタをレンジで茹でる。ライブの日は、炭水化物が大事、だと思う。わからんけど。

同じく昨日刷った手ぬぐいに、アイロンをかけインクを定着させる。レンジの音で中断、パスタソースも温めて、麺を赤く混ぜる。卵の黄身を乗せて、白身はインスタントの卵スープと共にお湯でとく。レトルトとインスタントの割に、悪くない食卓である。IPPONグランプリを見ながら、消化する。バカリズムいいよなぁ。

 

アイロンは、1つ2分くらいはかけるので、思いの外時間がかかる。10枚やれば20分である。出る時間も近づいているので、焦る。

なんとか終わらせて、支度をして出る。外はそんなに寒くはないが、どうせ夜は冷えるだろう、装甲を一枚バッグに詰めて、駅を目指す。

 

駅から電車から街へ。いつもより、少し先の街へ行く。

本日の会場は春吉INSAという場所である。中洲の街を、歩く。夜が本番のこの街は、夜に明るく、昼に暗くなるのが面白い。太陽の下、暗い街を歩く。

グーグルマップのおかげで、INSAへと到着。挨拶を交わす。本日の共演は、ほとんど知り合いである。嬉しいね。

じきに、仲間たちも到着。荷物を搬入する。

リハーサル。はじめての場所なので、リハーサルはとても大事。だというのに、私のマイクの発する電撃が取れなかったり、ギターに異様なノイズが乗ったりして、時間を浪費して終了。申し訳がない。

顔合わせをして、じきに開場。

本日はダーウィン企画「進化論」である。ダーウィンは、我々のサポートBa.お嬢が正規で参加しているバンドである。とても情感に溢れるバンド、である。

 

コンビニへ。やはり夜は寒い。身体が冷えないうちに、手早く用をすませる。

戻ったらもう、すぐに出番である。本日はセットリストの流れを少し変えているので、確認をしっかりとしておく。

時間である。SEが鳴って、入場する。宜しくお願い、します。

 

「進化論」というイベントである。

我々は、実に、進化のできない連中である。数字はあまり上がらず、流行りもせず、「やり方を変えろ」と、5年前くらいから言われているが、結局変えられないまま今である。

しかしそれでも、生物として、淘汰されずに生き残っている。どんな論理も、死んでしまっては意味がない。

我々は、できれば、我々のまま。皆さんは、できれば、皆さんのまま。対バンの皆さんも同じく、生きてまた会いましょう。それもまたノンフィクションです。

 

という事をMCで言おうとしていたが、1曲目で弦が切れ、替えるのに時間がかかってしまったので、カットになった。ガッデム。

いいこと言ったと思うので、載せておきます。

6曲。激流の5曲の後、ゆるやかな1曲「眠れる夜に」をやって、ライブは終わる。

ありがとう、ございました。

 

ライブ、歌い上げる事はできたが、弦のせいで、少し焦ってしまった。まだまだ、未熟なり。精進します。

 

片付けたり、着替えたり、対バンを見ながら、イベントを終える。主催のダーウィンは、見るのも久々だが、より深みを増していた。深くなったと言うよりは、元々あった深い部分まで手が届くようになったのだろう。それもまた進化である。

物販後、機材を片付けて、打ち上げへ。打ち上げでは、karteの立山氏、ダーウィンのしょーた君、深居優治、そして私という、陰者の卓が生まれていた。

打ち上げ中盤、酔ったkarteの立山氏が、我々をもう、褒める褒める。最終的には、私の女性の好みまで、「黙ってろ」と私を遮って、何故か彼が全部語る。しかも大体当たっているからタチが悪い。

karteを褒めようとするとまた遮る。我々はその間、苦笑いと瞬きしかできなかった。

言えなかったので、ここで言おう。karteもね、めちゃくちゃいいよ。まるでブレず、どんどん深くなる。演奏も歌も上手いし。もう。

 

二次会のラーメンを断って、我々は帰宅。私は事務所まで送ってもらい、一足先に別れる。

なんとなく、川沿いを通って帰る。情感に溢れる。いい夜だった。純粋に、曲が作りたくなった、そんな夜。

戻ったら、適当にダラダラして、眠る。