ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

変身スワンプマン

 

 

 

 

2021/8/1

 

変身スワンプマン

 

昨日、小倉から大阪まで、街を出たのが朝の6時半。大阪までは車で約7時間で着いたのは13時半。そして終演後、大阪の街を出たのが23時頃、帰り着くのは朝6時くらいになるでしょう。遠征の辛い部分が、ひさびさに味わえるぜ。

一応現在のノンフィクションのメンツは全員運転できますが、ソウイチロウ君は行きの運転を1人でこなし、みょーちんはなんと明日もライブのため、私が運転、岡田くんが助手席で、取り止めのない話をしながら深夜の中国道を刻んでいました。

なんだかんだ会話は楽しいので、満更無駄な時間という訳ではないですが、無くせるなら満場一致で無くしたい時間帯です。後部座席の寝息を聞きながら爆走。岡山を制覇したくらいで一度休憩。かの有名な「福山下りSAの尾道ラーメン」を喰らう。

f:id:iijitakahiro:20210801185836j:image

普段ラーメンは豚骨原理主義過激派の私も、これには唸らざるを得ない。うまい。

 

食べ終えたらソウイチロウ君に交代してもらい、私は助手席へ。岡田くんにも寝てもらう。そこからはひたすらにゲームの話を繰り広げながら、山陽道へ挑み続ける。何度かソウイチロウ君から「寝てていいよ」という提言を頂くが、ソウイチロウ君とて万全ではない状態。行きならともかく、帰りは少し不安である。「大丈夫」と返すと、また脳と会話を回転させる。ただこの「寝てていいよ」という言葉は、過去何度か「うるせえから寝てろ」という意味で使われた事もあった。今回がそうでない事を祈る。

途中の高速で下関で岡田くんを降ろし、小倉でみょーちんを降ろし、私はバス停で降ろしてもらう。ここから高速バスに乗り込む。事故のため迂回運行だったらしい経路を終えると福岡に、そこから地下鉄に乗り込み10分。そこから歩いて10分。やっと家に辿り着きました。

衰弱した身体を寝床に放り込み、とにかく眠る。さすがに、日帰り大阪は電撃戦がすぎる。辛すぎる行程でした。とにかく眠りました。「泥のように眠る」とはよく言ったもんです。

だがしかし、これもまた、ツアーでした。1年と8ヶ月くらいできていなかった長距離遠征。この疲労感もまた、ツアーの味です。もちろん、できれば味わいたくはない辛く苦い味ですが、それもまた味、味覚への刺激なのです。それだけは間違いはない。

よたよたと布団から這いずり出たのは夕方前、何をするでもなく携帯と戯れた後、意を決してブログを書く。今日はもう、ほぼこれで終わりでしょう。さすがに疲れた。