2024/2/3
演劇を観に行っていました。
西小倉にあるリバーウォーク、その中の北九州芸術劇場にて、観劇していました。リバーウォーク、島村楽器が亡くなってしまった後はサイゼリヤくらいしか行く理由がなかったので、訪れたのは随分と久しぶりです。相も変わらず、「何処で何をしたら良いかわからん」そんな方々が集っているような気がします。それはそれで良い場所だと思います。
本日は北九州、ブルーエゴナクという劇団の公演です。「いま、反転のまっただなかで」。反転、以外が平仮名なのが良いですね。こういう細かい場所にも、センスというのは表れます。まともなのに不思議な感覚、実にエゴナクらしい。
内容は、とても面白かったです。ジャンル的にはサスペンスなのでしょうか。しかし全体を通して消沈するような悲壮感はなく、むしろなんだか楽しげにコミカルに進んでいきました。エゴナクらしい難解さもありながら、エンターテイメントとして成立していて、けっこう親切なものでしたね。明日までやっているらしいので、気になる方は是非に。
しかし演劇、やはり良いですね。目の前数メートルで行われる空間、リアルとフィクションがギリギリの境目で揺れ動いて、想像力が超克する感覚。これはマジで、この世で演劇にしか出せない力です。どれだけ凝られた映画でも、演劇のこの感じは出せやしません。観てるうち、頭がグルグルしてきます。公演中は、凄まじいまでの緊張感があります。客の誰かが一言喋るだけでブチ壊れる空間です。空気よりも脆く、それゆえに概念よりも堅固なのです。
演劇、昔一度参加させてもらい、自分達でも一度公演を行いましたが、もはや経験者ヅラする資格がないほど時は離れてしまいました。またやりたい気持ちは結構あります。今年の十五周年でやろうか、みたいな思案もあったのですが、今年はフルアルバムの制作で地獄を見そうなので辞めておきました。しかし演劇は結構好きなので、いずれまたするかもしれません。その時はお手柔らかに期待をしておいて下さい。
で、夜は夜でライブを観に行っていました。小倉FUSEです。最近サポートしてもらっているBa.このみさんの猫jealousyというバンドが、しばらくライブを休止するということで、観に行っていました。若手のバンドもたくさんいまして、観られてよかったです。
やはり福岡住みになって長く、小倉FUSEの普段のライブに行きづらいのもあり、若手の皆さんを全然、知る事ができていません。曲がりなりにも我々は小倉のバンドですので、曲がりなりにも先輩となる事はあります。その辺り、きちんとしておかねばならんです。別に、後輩に媚びに行くわけではないのですが、「後輩ってなに？」という状態になるのは頂けません。きちんとね、きちんと。
ライブの転換中にちょこちょこブログを書いていて、今すべて終わったので、ちょっと知り合いの店に寄ってから、福岡に戻ります。まるっと一日昼からの行動、流石に疲れました。疲れましたが、充実はしています。疲労感とのトレードオフにはなりますが、やはり充実の方が益があるってもんです。これで帰り道に死にさえしなければ完璧です。気をつけて帰ります。
