ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

12月6日 一つの後悔

朝は7時に起床。

3パターンくらいある「いつも通り」のひとつ、睡眠は短かったが、寝起きは悪くないという、それでした。この辺を解明できるのはいつの日か。

というか、最近、単純にバイトの日の睡眠は足りていない。無駄に無為に夜を蒸してしまうよ。もう、逆に後悔とかしない方がいいのかもしれん。

水を飲む。バナナはない。お湯を沸かして、ぬるめてのむ。食パンにチーズとマヨネーズを乗せ、焼いて食べる。手には液晶。目が滑ったページへ飛びながら、朝を過ごす。

本日はバイトである。その後の流れ的に自転車で行くのが良いはずだが、身体は動かない。あーあーと言っているうちに、時は過ぎる。やっと準備をして、家を出る。

外は曇り、天気は良くない。薄い冬の陰鬱が町を覆っている。雨も降りそうだ。

 

駅から電車からバイト先へ。着替えて、タイムカードを押す。よし、バイトである。暇でありますように。

先日「ついに有給を使い切ったぞ」と言われたので、勤務中に調べてみると、きちんと、使い切っている。おおよそ30歳とは思えない給与明細の半ば、0ですらない空欄がそこにあった。

ぬぅ、頼みの綱の有給、切れたか。いよいよ、だな、こいつは。

来年をどうやって乗り切るか、考えながら、布を畳んでいく。

 

数時間後、無事に終わる。勤務中、猟奇的な年配男性に電話口で「殺すぞ」と言われたが、なんとか無事に終わる。びびった、電話が鳴ったから取ったのに「そっちが電話をかけてきた!!!」と譲らなかった。お客様、困ります。しかも熊本店の些事を、福岡店に言ってこないで下さい、マジで、困ります。

 

退勤後、疲れたので、バイト先の場所を借りて少し眠る。起きたら荷物を持って、同僚に別れを告げて、店を出る。

外に出ると、寒い。そして地面が濡れていた。雨が降ったらしい。今は止んでいるが、今日はそれなりに歩くので、これ以上は勘弁である。

バッグに入っているフライヤーと、筒に入れて持ってきたポスターを、配り歩く。イシバシ楽器島村楽器キューブリックにそれぞれ、置いてもらう。こういう事をするから自転車で来るべきだったのだが、まぁ仕方ない。

 

その後は、観劇の予定がある。

私が音楽を担当させてもらった、アクタボンという劇団の「七つの退屈」という公演である。

自転車がないので、2駅ほど、歩く。歩きながら、ワンマンのセットリストを考える。外は寒いが、雨は止んでいてよかった。

会場に着く。そこでばったりと友人に会う。まさか会わないだろうと思っていた、音楽関係の友人である。音源提供の私、急に少し、恥ずかしくなる。ライブ初めたての頃の、親族が見にきた時の、あの感じを久々に、味わう。

 

ともあれ、会場に入る。時間になったら、開演である。

音源を作るにあたり、台本は貰っていたが、実際に見てみると、やはり感覚は違うものである。

キャラクター達は、言ってしまえばラノベのような、浮世離れした人々なのであるが、役者が本気で演じていると、違和感を残しながら、違和感が消えていく(わかりづらいけど、褒めてます)。現実のような虚構のような、不思議な空間が広がる。

休憩挟んで2時間、若干長い気もしたが、面白かった。

 

だが、私の音楽については、実際に聞いてみて、少し悔いが残る。

全くダメだった訳ではないが「もっと良くできたな」という思いが、全身をむず痒くする。まぁ、作っていた時期は地獄の11月だったので、わかっていてもできなかったかもしれないが。

次は、もっと上手くできるはずである。お話を頂けそうなので、頑張りたい。

 

観劇終わり。前述の友人と飯を食いに行く話ではあったが「中洲に焼肉行きましょう」という話だったので、申し訳ないが断る。お金と、交通と、時間が噛み合わぬ。またの機会を約束する。

電車に乗って、実家に戻る。夕食と、入浴を頂く。機会あって、父にボードゲームの良さを力説するも、まだ舐められてる様子。これはいつか、良いゲームを食らわせねばならぬ。

さくら嬢に無視されながら、バナナと歌詞を頂き、事務所に戻る。

 

戻ったら、ブログを書いて、今。

今日はもう、眠るか。しかし作業が全然進んでないのは、正味、ヤバイと思いませんか?私は思います。

明日は思いがけず休みになったので、せねば。ならぬぞ、わたしよ。