ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

一月が行った

 

 

 

 

2021/2/1

 

一月が行った

 

生憎の雨天により予定は頓挫。薄暗い部屋で、胡散臭いホラー映画を観ていました。タイミングとしてはベスト。突き抜ける晴天の中、生霊が現れても雰囲気は出ないですので。

安っぽいホラー映画、好きなんですよ。人を怖がらせるには、鑑賞者の予想を越える必要があるので、必ずそういう工夫が組み込んであります。あと大体が低予算なので、低予算ならではの工夫が凝らしてあって面白い。話を大きく広げられないので、必然的にコンパクトになるのも、良き。

見終わった頃には夕方が近くなり、電気のついてない部屋もだいぶ暗くなっていました。外はまだ雨が降っていて、とても良い空気。電気をつけてお湯を沸かし、暗黒みたいなコーヒーを淹れる。映画は中々面白かった。映画を一本観るだけで、ある程度何もしてない日でもそれなりに充実するのが良い。満足げに、とりあえずはギターを手に取り、しゃらんと鳴らす。外はもう暗くなっていた。

そして気がつけば、二月になっていた。

一月が行き、迎えるは如月。旧暦史上、一番オシャレな呼称であります、如月、キサラギです。いずれ逃げるが、それまで宜しく。