ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

衛星の夜に

 

 

 

 

2021/9/30

 

衛星の夜に

 

小倉FUSEにて、ライブでありました。

とても楽しかったです。共演、スタッフ、お客様、皆々様、ありがとうございましたぜ。

サポートDr.コージ君も、だんだん大きな音の出し方を思い出してきたようで、有難い限り。もっと良くしていきます。宜しくお願いします。

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サテライツというバンドの、今回はリリースツアーでした。

もう5.6年前になるでしょうか、ボーカルの白石が10代の頃、長崎のクレイジーボーイと私が呼んでいた時からの知り合いです。彼の企画には県外から10バンドくらい集まったりして、当時から中々のクレイジームーヴをかましていました。その中に何故か私はバンドではなくソロで参加したりしていました。懐かしい話ですな。

そんな彼も今や立派な東京のクレイジーガイ、その成長は計り知れません。昔、口から吐き出していた直情は、今や汗腺からもほど走り、ステージ上が感情で満ち満ちていました。歌も演奏もそりゃ上手くなりましたが、まだ何故かその姿は不器用なままで、それが少し嬉しくもなりました。

MC中に私を名指しで褒めたりして、その真っ直ぐさに照れてしまいました。なんだ、告白ですか。少し考えさせて下さいよ。本当に、その真っ直ぐさは本当に変わらない。彼のジャズマスターに貼ってある「長崎studio Do!」のステージパスが、彼同様に威風堂々と輝いて見えました。

先輩として何もできていないのに、それでも慕ってくれてるのがわかるので、少し申し訳ない気分になる。今や間違いなく彼等の方が勢いがあるし、好きな人も多いだろう。

しかしそれでも、せめてライブと、この生き様だけは、圧倒的なものを見せねばならん。彼等だってそれは相当なモノだ。だからこそ、やらねばならん。根拠や理由のない自信を滾らせて、誇りを持って生きていかねばならん。バンドに勝ち負けなんてないけれど、負けんぞ、私は、我々は。

リリースおめでとう。お互い、精一杯生きていきましょう。宜しくお願いします。