ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

コドモ先輩

 

 

 

 

2022/11/12

コドモ先輩

最近は、ちょっとした事情から子供と絡む機会が結構あります。声をかけたり、たまに遊んだりもしています。一応言っておきますが、犯罪ではないです。合法です。

子供と遊んでいると、そのパワーに驚かされます。この小さな身体のどこにこんなパワーがあるのか。笑いまくって、走り回って、まだまだ元気。私より30くらい下のくせに、まったく未知数です。すごい。

しかしね、彼、彼女らを舐めてはいかんです。間違いなく子供です。私の方が頭は良いですし、私の方が強いです。しかし彼らも、間違いなく人間であります。なんとなく、ペットの延長みたいな扱い、イメージになりがちですが、間違いなく人間です。しっかり見て、しっかり覚えて、しっかり考えて生きています。能力がまだ未成熟なだけで、存在としては私とほとんど遜色のないものであることを忘れてはいかんです。そんな気がします。

私にもあんな時代がありました。笑いまくって走り回って、大人を引き摺り回した時代が。いつからか、なんとなく子供扱いされることが嫌になって、少し反発したりしていました。それで私は、口調は変えながらも、明確に子供扱いするようなことはしないようにしています。もちろん年齢は考えますが、ちゃんと相手を見ながら言う言葉を選んではいるつもりです。今のところそこそこ上手くいってますが、しかしやはり、相手によっては明らかな子供扱いの方が反応が良かったりするのですよな。難しい。

何にせよ、子供と遊ぶのは良いもんです。楽しいだけでなく、色んな学びがあります。彼等は自身さえ把握していない情報量の宝庫です。私の見えないもの、見えなくなったものを、彼らはすべて捉えています。私の方が30ほど先輩ですが、これからも一挙手一投足、学ばせて頂きますぜ。