2021/10/20
暗くなる前に
「暗くなるまで待って」という映画を観ました。素晴らしすぎました。興奮も興奮です。
オードリー・ヘップバーン主演の、えらい昔の映画です。1967年製、約45年前か。私はまだ影も形もないが、その頃から街は動いている証明ですよな。知らんけど。
元々は舞台らしく、ほとんど一つの部屋で話が進んでいきます。盲目のヘップバーンを、目が見えないのをいい事に3人の男が騙そうとする映画です。狡猾な3人と、中々に鋭いヘップバーンのやりとりが緊張を誘う逸品です。いやぁ面白かった。ヘップバーンもお綺麗でした。
昔の映画って、社会性はもちろん時間軸の感覚ごと今とは違うから、そういうテンポ感とかが現代と外れたヤツも結構ありましてね。私はそういうのが苦手なので、引くと中々に辛い時間が待ってます。現代まで残る名作とはいえ、エンターテイメントは日々変化しているので、合う合わないは間違いなくあります。
しかしこの映画は、充分、現代でもエンターテイメントとして、多くの人に通る作品だと思います。やはりこういう演劇原作のモノは、演者の数が少なかったり、メインの場所の数も少なかったりで、とてもわかりやすく、奥深いモノになりやすい気がします。要素が少ないので、物語の展開に何かしらのアイデアが必要になって、それがまた面白い。やはりアイデア。アイデアはすべてを救う。
いいですね、これだけ結構映画を観ていても、まだ興奮できるモノが残っている。さらにそれが45年前のヤツとかになると、また胸が熱くなります。まだまだ、面白いモノを、探していかねばならんです。